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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。

 『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』
  IT

 【製作年度】
  2017年
 【製作国】
  アメリカ
 【監督】
  アンドレス・ムシェッティ
 【出演】
  ジェイデン・リーベラー
  ビル・スカルスガルド
  フィン・ウルフハード
  ソフィア・リリス
  ニコラス・ハミルトン

【イントロダクション】 
とある田舎町で児童が行方不明になる事件が相次ぐ中、おとなしい少年ビルの弟が大雨の日に出掛け、大量の血痕を残して姿をくらます。自分を責めるビルの前に突如現れた“それ”を目撃して以来、彼は神出鬼没、変幻自在の“それ”の恐怖に襲われる。彼と同じく“それ”に遭遇した人々とビルは手を組み、“それ”に立ち向かうが……。

【感想】
スティーブン・キングの代表作で、1990年にテレビドラマ化された『IT』を、新鋭アンドレス・ムシェッティにより映画化リメイク。個人的には、子供のころ見てピエロトラウマになった作品で、非常に懐かしい思い。が、なぜか映画館は学生らしき若い人がめちゃくちゃ多い?それも満員御礼。なぜだ、なぜ学生に注目されているんだ???不思議でたまらない。そして、全米ではホラー映画の金字塔『エクソシスト』を超え、史上No.1に。R指定ホラー映画史上最高の記録をたたき出しているときた。

まずは、1章子供時代。オープニングから、予告でもおなじみの排水溝からピエロのペニーワイズ登場からの、がぶりシーンで盛り上げます。といいますか、このシーンが一番衝撃だったのかもしれない。一気に手を食いちぎってしまう衝撃度です。
IT/イット “それ”が見えたら、終わり。1

それを皮切りに、子供たちに襲い掛かる恐怖の出来事。1人1人に自分のトラウマを見せられるがごとく、襲い掛かってくるペニーワイズ。大人は見えず子供だけしか見えないという恐ろしさが、この作品を子供心に見た時のトラウマになり、ずーっと印象に残っているんですよ。。。

そして語らずにいられないこの作品が単なるホラーではないところは、ホラーなのに『スタンドバイミー』ばりの子供達の友情といじめっ子に対抗していく強さを見れる映画。そういった意味で、学生が興味を持ち映画館に足を運ばせているのかもしれない。女の子1人と黒人1人ってところもにくい演出である。
IT/イット “それ”が見えたら、終わり。3
ただし、私個人的には、1990年のTV版の方が仲間感も強く好きだったなと思う次第。(でもうる覚え・・・)

恐怖度もTV版の方が上か。本作はちょっと音とか突然感でビックリさせる驚かし方に徹している。この作品は、もっとジワジワ精神的に来る恐怖というものが出てほしいのでそこは少し残念ではある。

この作品で一番注目しないといけないのは、もちろんピエロのペニーワイズ。子どもの恐怖を熟知し、子どもたちをむさぼる悪役。本作はTV版に劣らずの怖さありで良かった。顔の表情が何とも怖い。演ずるは、ビル・スカルスガルドで、父親、兄2人も映画俳優で妹はモデルという芸能一家。ビル自身も『シンプル・シモン』でスウェーデンの映画賞ゴールデン・ビートルにて主演男優賞にノミネートされ、今注目の191cmと長身な俳優である。さすがに長身なペニーワイズは怖いよね。
IT/イット “それ”が見えたら、終わり。2

個人的総評としては、CGなんかも多彩に使ったりと現代感あふれるリメイクであったが、がっかりするほどでもなく、普通に楽しめたので、可もなく不可もなくではありつつ合格点な出来栄えではないかと。ただし、述べたように恐怖度が物足りないため、そこは第2章に期待したいところ。

【満足度】


【予告】


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IT

| モンスター | 14:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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スプリット

 『スプリット』
  SPLIT

 【製作年度】
  2017年
 【製作国】
  アメリカ
 【監督】
  M.ナイト・シャマラン
 【出演】
  ジェームズ・マカヴォイ
  アニヤ・テイラー=ジョイ
  ベティ・バックリー
  ジェシカ・スーラ
  ヘイリー・ルー・リチャードソン

【イントロダクション】 
3人の女子高生が見知らぬ男に誘拐される。彼女たちは密室に監禁されるが、誘拐犯は23もの人格を持つ多重人格者だった。そして24番目の人格が誕生すると、3人をさらなる恐怖が襲う。

【感想】
M.ナイト・シャマラン監督完全復活とまで言われている作品で興行的成功をおさめた。ある意味監督らしい雰囲気、空気感な作品に仕上がっており、成功共に批判的評価も多い作品である。(批判が多いのもなんともシャマラン監督らしい)

23人の多重人格を持つ男。そんな男に監禁された女子高生3人というシチュエーション。次々と現れる性別も年齢も違う人格を持つ犯人に翻弄される彼女たち。
スプリット1

様々に出てくる人格のうち、子供の人格の時を狙い、少しづつ部屋から抜け出そうとたくらむ彼女たちだが、なかなかうまくいかない。この異なる人格を見極めながら、味方になりそう(逃げれそう)な人格を特定していく、展開がなかなか面白く見ごたえがある。完全に抜け出せないのではなく、出てくる人格によっては何とかなりそうという希望も見え隠れする。

が、そんな中で他の人格から恐れられている24番目の人格が登場するのだ。
これは人ではなくまさしく名前の通り獣。壁や天井を這い、鉄柵を力で曲げるという、余りにも突拍子無く出てきた悪魔といえる人格はもう唖然。正直、もう少し人間味を持たせてほしかった。ここまでやると現実離れしすぎて、一気に別なジャンルの映画(カルト的な)に思えてしまう。
スプリット3

この映画の見どころはまさしく、ジェームズ・マカヴォイの演技でしょう。時に神経質な男になったり、優しい女性になったり、子供になったり、最後にはビーストになったりと、ものすごく大変な役柄だったのではないか。見事にそれを演じ切り、顔の表情まで完璧。ジェームズ・マカヴォイをこの役に抜擢した理由として、『フィルス』の何でもありな刑事を演じた姿が、シャマラン監督の目に留まったようです。X-MENシリーズといい、今後注目の俳優です。
スプリット2

ヒロインのアニヤ・テイラー=ジョイにも注目。彼女一見めちゃくちゃ美人って感じではない。少し目も離れているし。が、彼女は不思議と演技を見ていると、いつのまにか惹かれてしまう魅力があるのだ。魔女をテーマにした『ウィッチ』も好評を得ており、新たなホラーヒロイン誕生の予感も。
スプリット4

さて、この映画あるシャマラン監督作品に関連があるので触れないといけない。
個人的にも最初映画を見た時に、ラストシーンになぜか、ブルース・ウィリスが意味ありげに出てくるため、不思議に思っていたのだが、なんとこの映画、シャマラン監督の『アンブレイカブル』につながっていく。

ブルース・ウィリスは、『アンブレイカブル』のデイヴィッド・ダンなのです。ケヴィン母子が登場しその母親が虐待していたのがまさしくケヴィン。ケヴィンが子供の頃父親が乗って出かけたアムトラックは『アンブレイカブル』で事故にあったもの。いやー、シャマラン監督これは分かりませんよ・・・。

そして本作の続編も決まっており、ブルース・ウィリス、サミュエル・L・ジャクソン、ジェームズ・マカヴォイ、アニャ・テイラー=ジョイの4名が出演が決まっている。そうです、『アンブレイカブル』の俳優と『スプリット』の俳優の競演です。さてどんな映画を見せてくれるのか非常に楽しみである。

【満足度】


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【予告】

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パージ

 『パージ』
  THE PURGE

 【製作年度】
  2013年
 【製作国】
  アメリカ
 【監督】
  ジェームズ・デモナコ
 【出演】
  イーサン・ホーク
  レナ・ヘディ
  アデレイド・ケイン
  マックス・バークホルダー
  リース・ウェイクフィールド
  エドウィン・ホッジ

【イントロダクション】 
年に1度だけ殺人をはじめとする全ての犯罪が許されるという政策が施行される中、決死のサバイバルを繰り広げる一家の姿を追い掛けていく。

【感想】 ネタバレ
年に1度12時間限定で、あらゆる犯罪が法的に許されるアメリカ社会。その期間中は、警察も消防署も医療もすべてストップ。しかしながら、そのおかげで、犯罪率、失業率共に1%という、とんでもない世界観を描いた作品は、問題作としても賛否両論となった映画。

製作はマイケル・ベイ&ジェイソン・ブラムのコンビで、何気に俳優陣は豪勢。主役はイーサン・ホークにその妻にレナ・ヘディで、ご近所さんにはクリス・マルケイなんかも出演し、こういうジャンルの映画には珍しいほど。2015年に世界で最も美しい顔にも選ばれた、アデレード・ケインの制服姿も観れるのも貴重!
パージ4

正直、こんな社会があったら恐ろしすぎる。
1年にたった12時間といえども、人間の狂気の沙汰を発揮できるとなると、大混乱は避けれないのだが、合法だからたまったもんじゃない。弱者が殺され、金持ちが完ぺきな防御壁を作り生き残る社会。こんなことがあってよいのか!?

作品は、お金持ちに防御システムを売って大金持ちとなったサンディン一家のパージでの悲劇を扱う。パージ自体に納得していない息子の チャーリーが無差別に殺されかけようとしている黒人の男を家にかくまった瞬間から、一家の悲劇が始まる。

何気に、この息子にはイライラです。なんぼパージに反対といえども、家族を危険にさらしまくり、なぜか黒人を救うことに必死。それに影響受けてか、最終的には一家全員黒人を守ることを決める。でも、これがおかしい・・・。1人の黒人を守るため、たくさんの襲ってきた人を殺しまくるという始末。。

ご近所さんの恨みも意味不明。サンディン一家が売った防御システムが無いと自分の家を守れないだろうに、逆恨みもいいとこだ。最終的に、近所に助けられ裏切られ、黒人に助けられと何が何やらわからない。助け合い合戦で結局のところサンディン一家が一番正しいといわんばかりの終わり方になるのだ。

作品でまた恐ろしいのがパージャー側の殺戮を楽しむお金持ちのイカレた若者集団。全員が無表情の仮面をかぶり異様な雰囲気で怖いのである。といっても、結局はボンボンの若者といった感じで、次から次へと一家に襲い掛かるのだが逆襲に合い、無残に殺されていく。彼らは、自らの命と引き換えに殺しをゲームのように楽しんでいるだけ。なんとも不可解な集団である。
パージ1

もう一つこの作品の特徴としては、不気味なキューピー人形の移動式カメラを使い、息子がその映像越しに暗い部屋の中を観察して回るシーンが多々有効に扱われている。黒人を案内したり、娘が泣きながらカメラに話したり、外の映像を映したりと、ローアングルながらもリアルに描き鑑賞者の緊張感を上げてくれる効果がある。さすがにこういった技術を使うのは上手いなと感心する。
パージ3

映画のパージ政策は、実際はありえないといえるかもしれない。
だが、お金持ちが優遇され、弱者が痛い目にあい、黒人が虐げられ、誰でも銃で殺しあえる。こういった世界観だけ聞くと、今のアメリカの問題を物語っているといえるだろう。そういった意味でも、単なる娯楽ホラー映画と言えない、問題提起した作品となったのえはないでしょうか。上映時間も90分強とサクッと見えて面白い映画でしたが、各地の暴力シーンを見させられ非常に考えることも多い映画であった。

【満足度】


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【予告】

| サバイバルパニック | 22:25 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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