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ドント・ブリーズ

 『ドント・ブリーズ』
  DON'T BREATHE

 【製作年度】
  2016年
 【製作国】
  アメリカ
 【監督】
  フェデ・アルバレス
 【出演】
  ジェーン・レヴィ
  ディラン・ミネット
  ダニエル・ゾヴァット
  スティーヴン・ラング

【イントロダクション】 
ロッキーは、恋人のマニーと友人のアレックスと一緒に大金を隠し持つと噂される盲目の老人宅に強盗に入る。だが彼は、目は見えないが、どんな“音”も聞き逃さない超人的な聴覚をもつ老人であり、そして想像を絶する異常者だった…。

【感想】
サム・ライミ製作、フェデ・アルバレス監督のリメイク版『死霊のはらわた』コンビによる、スリラー映画。ホラー王道の1軒家という限られた空間だけでおりなす、グロさではなく、緊張感(スリル)あふれる作品に仕上げてきているさすがといえる新感覚のホラー。ヒロイン役には、これまたリメイク版『死霊のはらわた』でミアを演じたジェーン・レヴィ主演。

一攫千金と思い盗みに入った家は、盲目の老人一人で住む家。楽勝と思われた仕事は、一転し地獄となる。盲目だからこそ研ぎ澄まされた聴覚、嗅覚。息をするだけで居場所が分かってしまう緊張感。歩くことですら扉を開けることですらすべてが音を立てず慎重にしないと老人に見つかってしまう、そして靴の匂いですら。部屋の隅々まで知り尽くした老人と完全に立場逆転。
ドント・ブリーズ2

5感の中で失うことは致命的と思われる視覚を見事にまでカバーしてしまった聴覚を中心に描いたのは、さすがです。逃げる最中完全に暗闇になってしまうシーンは、今まで視覚を頼りに生きてきた強盗のロッキーとマニーにとっては絶望としか言えない恐怖な瞬間であったでしょう。
ドント・ブリーズ1

ただ、視覚がなかったばっかりに、詰めの甘さが合ったりと、そういうところもちゃんと物語として入れ込んでおり、何が起こるかわからない展開となっている。

と、ここまで聞くと一方的に老人強盗に入られて可哀そうじゃんってなるのですが、これまた老人側も異常者であったから、あーっという間にドタバタ劇。なんとその家には監禁された女性が居たのです。その理由は老人が可哀そうではありつつ、憎悪が愛情へと変わっていた瞬間も見え、何とも言えない気持ちになります。(冷静に考えると、色々踏んだり蹴ったりな老人の人生なんだなこれが)

やーっと一軒家から逃げ切ったと安心した時の、あのワンちゃんの忠実っぷりが感心しますが、そのせいでまた振出に戻った時のロッキーの絶望感は計り知れないものでしょう。そして、あの精液注射・・・(いやー、毛が入ったりで気持ち悪い)
ドント・ブリーズ3

最後はホラー映画独特な終わり方をしたかと思えば、やはり続編決定だそうで。
是非、次回はもっと老人に活躍してもらいたいなと思いつつ、1作目を超えるのは難しそうだなとも予想させる作品でした。

【満足度】


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感想(1件)



【予告】

| サイコ、スリラー | 11:03 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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スケア・キャンペーン

 『スケア・キャンペーン』
  SCARE CAMPAIGN

 【製作年度】
  2016年
 【製作国】
  オーストラリア
 【監督】
  コリン・ケアンズ
  キャメロン・ケアンズ
 【出演】
  ミーガン・ワーナー
  イアン・メドウズ
  オリビア・デヨング
  ジョシュ・クォン・タート
  パトリック・ハーヴィー

【イントロダクション】 
「ドッキリ番組の撮影に本物の殺人鬼が現れたら…」という捻りの効いたストーリーが展開する新感覚ホラー。動画投稿サイトに押され停滞気味のTV番組「スケア・キャンペーン」。かつての栄光を取り戻すため、廃墟の病院でドッキリ撮影が行われるが…。

【感想】
良くも悪くも、普通のホラーです。
ドッキリ番組が本当になったというストーリーとしては面白く、2転3転と意表をつくような展開なのですが、なんだか先が読めるし想像ができる。想像できなかったにしろ、何かあるなが分かってしまうドッキリという題材なので、へーそうなの。。。で終わってしまいがち。なんとも残念な展開ではありました。ここまで来たら、もう1転いやもう2転ほどしつこくどんでん返し見せてくれたら良かったのに。

でも、映画時間が80分と短いため、ダレた感じはなくテンポよく進み、退屈はしない。もう少し殺され方を工夫すればもっと面白かったと思うのですが。なんだかちょっぴり笑える部分もあったりで観ていて楽しくもあり、そういった意味でも良くも悪くもな、やっぱり普通なホラー。
スケア・キャンペーン2

問題のラストです。ヒロインのカメラ目線で終わるなんともスッキリしない微妙な終わり方。続編に続くとも読めず、どんでん返しって感じではないし(すでに読め読めなので)、どういう意図があったカメラ目線でしょうか?観ている側の想像に任せますって程の終わり方でもないし、中途半端感が否めない。

と、色々において普通、普通と言ってきましたが、1つだけ普通でないところ!
こんなB級丸出しの映画なんですが、ヒロインのミーガン・ワーナーがなんとも美人さんです。この映画で初めて知ったのですが、オーストラリアのTVドラマなんかの女優さんだそうで。ちょっと、今後期待したい女優さんですね。大作映画のヒロインなんかも務まりそうな感じであります。
スケア・キャンペーン1

あとは、やはり世界で最も美しい顔2016の64位に選ばれた、オリビア・デヨングがヤラセ幽霊役で出演。なのですが、登場してからずーっと、ずっとなんだか引っかかるキャラで、そこがまたネタバレ感(先読め感)が出てしまった要因なのかと。
スケア・キャンペーン3

続編だすかなー?ちょっとヒットしちゃったからなー。出そうだなー。
カルト集団が何ぞやが明かされてないしな。
ということで、続編作るに1票。(作られても観ないかも)

【満足度】


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感想(0件)



【予告】

| サイコ、スリラー | 22:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ザ・セル

『ザ・セル』
 THE CELL

【製作年度】2000年
【製作国】アメリカ
【監督】ターセム・シン
【出演】ジェニファー・ロペス(キャサリン・ディーン役)
    ヴィンス・ヴォーン(ピーター・ノヴァク役)
    ヴィンセント・ドノフリオ(カール・スターガー役)


【イントロダクション】 by Amazon.co.jp
心理学者キャサリンは、脳に障害を持つ患者の精神世界に入り込む最先端の治療法を試みていた。一方、若い女性を残虐に殺す連続異常殺人犯を追っていたFBIは、昏睡状態の犯人スターガーの身柄を確保した。キャサリンは、犯人の潜在意識に入り込むが…。

【感想】 ネタバレ
注目は、猟奇犯人の《脳内世界》に入り込むという展開。美しくも不気味な世界でもあるのです。しかし、入りこむ脳内は異常殺人犯、悪の世界の異常で不気味で気持ち悪い世界と対照的な2つの世界観が混じりあうことで、強烈な印象を残してくれます。映画の内容もさながら、この世界観そして、映像美が非常に印象深いヴィジュアル系のサイコサスペンス作品です。

犯人の異常なまでの、性癖は少しひいてしまうほど。ガラス張りの独房(セル)=水槽にて、誘拐してきた女性を溺死させ、その女性を漂白させて寝転ばせて、自分はその死体の上に宙づりになって、昇天するという、もう誰が思いついたんだろうというほどの、異常っぷり。(もしろん、幼少時代のトラウマからきた性癖なのですが)
ザ・セル01

そんな犯人の《脳内世界》に入り込むわけですから、とんでもない世界になっています。目まぐるしく変わるその奇抜な映像はとてもじゃないですが、ついていくことができません。全体的に、グロめなシーンも多いのも、犯人の特徴を精神世界で表しているようです。
ザ・セル04

ヴィジュアル面が目立つ作品ですが、やはりサイコサスペンス要素としては、少し物足りなさは感じます。ありきたりな展開となっていますので、サスペンス要素としては少し役不足でしょう。世界観が見事な分、少し残念です。実際、この作品は映像美のみで話題になっている作品でしょう。

主演は、この映画で初主演となったジェニファー・ロペス。犯人の世界に入り苦悩し、狂気な犯人と幼少時代の素直な犯人と出会い、なんとか事件を解決させるため危険を冒し、精神世界から抜け出すことすら困難な状況。その彼女が、いったこの困難な犯人にどう接し、どうやって事件を解決していくかが見どころでしょう。
ザ・セル03

そして、彼女の七変化の衣装とメイク、さらには大きなお尻(笑)にも大注目!
ザ・セル02

監督のターセムも、この作品が初監督。初作品とは思えないほど、印象を強烈に残してくれる作品すが、元々ミュージック・ビデオを撮っていたらしく、その才能がもろに影響しているのでしょうね。彼の作品は、芸術性たかいことよりモダンアート美術館の永久コレクションの一部にもなっているほどです。

グロシーンも虐待シーンもありですが、映像美を観るに価値ある芸術的作品。
ただし、理解は難しい!

【満足度】


【関連動画】
Trailer


【レビューの更新履歴】
初投稿:2010年9月4日
再更新:2015年6月13日

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| サイコ、スリラー | 10:10 | comments:6 | trackbacks:1 | TOP↑

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