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FOUND ファウンド

 『FOUND ファウンド』
  FOUND

 【製作年度】
  2012年
 【製作国】
  カナダ
 【監督】
  スコット・シャーマー
 【出演】
  ギャビン・ブラウン
  イーサン・フィルベック
  フィリス・マンロー
  ルーイー・ローレス
  アレックス・コギン
  シェーン・ビーズリー

【イントロダクション】 
学校ではいじめられ、不仲な両親の下で暮らす少年・マーティの楽しみは、家族の秘密を覗き見すること。ある日、兄がクローゼットに生首を隠していることを知り…。

【感想】
世界各国で40もの賞を獲得し、50部門ノミネートされた映画。が、決して普通に観れる作品ではない。グロさもしかりなのだが、闇があまりにも激しい作品で、単純なホラー映画好きでは耐えれない、だいぶマニアな領域のホラーなのでした。

常に11歳の少年マーティ目線の作品。ホラーが好きで内気でいじめられっ子。両親とは特段うまくいっていないわけではなさそうだが、やはりこの両親にも問題有りなのだ。両親から厄介者扱いされている兄。両親は兄に対しての愛はマーティに比べかなり薄いのだろう。

そんな中、マーティは子供の好奇心で家族の秘密を探る。父母はどこにでもあるような秘密だが、ただ兄は異なった・・・。クローゼットに生首が・・・。

が、マーティは恐れることなく、生首を好奇心で何度も覗くのだ。まるで生首に引き付けられ楽しんでいるかのように。何か兄に通じるものがあるのではと言わんばかりに兄の部屋の物にも興味を示す。いじめっこを遠巻きに兄に殺させたとしか思えない話ぶりもそうだ。ついに、マーティはいじめっこをも暴力で撃退し、強い存在と変身していくのだ。まるで兄に洗脳されたかのように。
ファウンド1

兄は弟を絶対に傷つけない。両親の愛を受けられず、兄にとっては唯一の心のよりどころで守るものだったのかもしれない。自分の秘密を知られたと分かった時もマーティには寛大だ。たあ、最終的に見せた弟への歪んた愛情は、どういう感情であったのか、私には分かりかねるものがあった。
ファウンド2

「史上最も美しいラスト」などのうたい文句の映画だが、どこがだ!って叫びたくなるほど、残酷で気持ち悪くトラウマになるラストだ。ホラー好きのマーティが、自分の人生がホラーになってしまったと言わせるほど(いやそんなこと言っている場合って突っ込みたくなるが) 兄の本当の狂気を見たマーティは、心許した自分をどれほど後悔したのだろうか。

今までにありそうでなかった、一般家庭に潜む恐怖を描いた作品で、新感覚のホラー(ヒューマンドラマ)でした。賛否両論な本作ですが、私個人としては、可もなく不可もなく。。。面白くなくはなかったです。意味も見失うこともなかったですし。ただ、衝撃の内容という割には映画終わった後は案外冷静。もっと心にえぐく印象を残してくれるのかと思いきや、そうでもない。こういう衝撃的な作品に慣れてきたのだろうかと思ったが、マーティ主体で描きラストも冷静に語る彼の姿があまりにも自然な気がした為だろう。

でも映画中に出てくる、『HEADLESS』という映画を割と長々と見させられるが、こちらはかなり気持ち悪いグロとイカレ具合でこっちの方が印象残ってしまった・・・。おっぱいちょん切りかぶりつき、目ん玉えぐり食らう(白い液体が口からプシュ)、極めつけは生首でマスターベーション。兄に影響を与えた映画ということでしょうが、ここまで見せなくても・・・。
ファウンド3

【満足度】


FOUND ファウンド [ ギャビン・ブラウン ]



【予告】

| ヒューマンドラマ | 23:48 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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渇き。

『渇き。』

【製作年度】2014年
【製作国】日本
【監督】中島哲也
【出演】役所広司/小松菜奈/妻夫木聡



【イントロダクション】 by Amazon.co.jp
元刑事のロクデナシ親父・藤島昭和に離婚した元妻から連絡が入った。成績優秀なうえ、容姿端麗、学園のカリスマでもある女子高生の娘・加奈子が失踪したという。自分のせいで全てを失った男が、再び“家族”を取り戻すべく、娘の行方を追うことに…。

【感想】 ネタバレ
この映画あんまり評判良くないみたいですね?残酷すぎ、病みすぎっという意見多いですし。。。

いや、逆にものたりん!!!

どうせなら、行き着くところまで行ってほしかった。年齢制限も多少気にしてか、コミカルに描かれている部分も多く、もっとどっしり来るのを期待していたので、肩透かし。『冷たい熱帯魚』のような感覚でとことんどっしりくるものを期待していましたが、中途半端なので、正当派な方からも批判されるし、凹み映画好き人間(私のような!?)からも、物足りないと批判される。どっちつかずはいかんです。

レイティングはR15+とのこと。内容的には、やっぱり中学生、高校生にみせては駄目だろこれ・・・。映倫の審査は日本映画に甘くないか???

この親あっての子ですね。人間見た目で判断してはいけませんね。こんなに美しく妖艶な加奈子にやさしくされたら、誰でも一ころですね。そんでもっての、笑いながらどん底に突き落としていく。無垢で幼き学生が、加奈子のせいで、ジジイ達に体を売り(男もね)どん底へ落ちていく。でも、、、決して加奈子を恨まない、いや魅了させられた人間には恨むことすらできない、まさに麻薬のような存在。
渇き。1

わが子を何が何でも探し出そうとする、これまたイカレタ父親の藤島秋弘。いつも怒声を挙げイライラ状態の元刑事は人間としてクズです。それを利用しようとすべく、警察。妻夫木演ずる浅井がまた腹立たしい。この映画は基本、観るものを嫌な気持ちにさせる内容なのですが、役者の見事な演技っぷりも輪をかけて気分を害しますね。
渇き。2

このイカレ父親は、1つだけ夢が有ります。美人な妻とやさしい娘に囲まれた平凡で幸せな家庭。秋弘が思い浮かべる幸せなシーンは、この映画と相反するもので、平和そして温かさの象徴としてとても印象深く描かれています。自分が夢を見る幸せな生活を送るオダギリジョー演じる愛川の一家をものの見事に破壊していく秋弘の狂気はものすごいものがありました・・・。(しかし、役所広司はダイワハウスのCM大丈夫なのか?)

ラストもイマイチ納得できない、やけっぱちとしか見えないのですが、父にとって一番辛いこと、それは加奈子から存在しないものとして扱われること。原作ではこれを印象付けた終わりだったらしいですが、映画では全く感じることができず、父親としての気持ちもいまいち感じられません。

原作を見ていないのですが、第3回『このミステリーがすごい!』の大賞受賞作で深町秋生氏の『果てしなき渇き』を『告白』の監督中島哲也氏による映画化ですが、小説の方はもっとダークということです。映像にできないといわれたいた内容を、R15+で収めたのはだいぶ努力はしたのでしょうね。

いや~しかしですよ、小松菜奈が綺麗でかわいすぎ。これからの活躍も期待しますが、個人的には恋愛系より、この映画のような路線で進んでいって欲しいです。
渇き。3

おじさんも取り付かれそう・・・(゜ロ゜)

【満足度】


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| ヒューマンドラマ | 21:15 | comments:3 | trackbacks:2 | TOP↑

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『肉』
 We Are What We Are

【製作年度】2013年
【製作国】アメリカ
【監督】ジム・ミックル
【主演】ビル・セイジ

  かご



【イントロダクション】 by Amazon.co.jp
ある日事故で母親を亡くしたパーカー家。美しい姉妹・アイリスとローズは母に代わり、先祖代々伝わる恐ろしい秘密の儀式を引き継ぐことになる。

【感想】 ネタバレ
2010年の『猟奇的な家族』のリメイクの作品は、2013年のカンヌ映画祭、サンダンス映画祭など数々の映画祭に出品された。邦題(しかもジャケ写が・・・)がなんともがっかり過ぎなのですが、本題は、We Are What We Are(私達は私たちなんだ)です。この映画を観終わって実感する、タイトルです。

へんな邦題を漬けられたため、単なる人肉を食べる野蛮なカンニバル作品と思われがちですが、映画は終始物悲しく静かに進む、一種の変わった美学を観るような作品でした。これは、先日鑑賞したカンニバル作品『人肉レストラン』に似た、感覚。なに?最近はカンニバルは芸術なのか!?との錯覚を覚えます(笑)

といっても、本作は非常に重いストーリー。

一家には先祖代々避けられない風習ががある。それは先祖を尊重し、現在も実行しないといけない、パーカー一家にとっては神聖な儀式。今年もその神聖な儀式である、「子羊の日」がやってくる。2日前から絶食する一家。そう、それは人肉を食べるという一家だけの特別な伝統なのであった。

しかし、今年は母親の死という予想外な状況が起こる。
悩み悲しむ父親、母の変わりに人間を殺める番となってしまった姉アイリス、儀式を反対するローズ、そしてまだ何も知らない幼き弟。映画は、母親の死を皮切りに、毎年恒例だったその呪われし一家の伝統のために、翻弄される一家の心理を描きます。

映画を観ているこちらは、最初何のことか分かりません。母親の死に関しては、一種のミステリー映画と思わせるような感覚さえ覚えます。母親の病気の震える病気の意味も、父親が母を病院に連れて行かない理由も。しかし、物語が進むにつれ、一家の秘密が明らかになり、なんとも悲しい一家なんだろうかと・・・。
肉2

それは、特に姉妹の心情に表れてます。
儀式のために初めて人を殺める時、彼女達の気持ちの格闘が痛いように表現されています。うまくいかなかったが罪も無い人間を殺めたとき、彼女達は一家が通ってきた宿命を果たしたのです。
肉1

姉妹の一家の伝統といいこんなことが許されるのか?という葛藤、そして普通に恋がしたい年頃の彼女達にとって、他人の肉で作られた自分の汚れた肉体が邪魔してしまうのです。しかし姉はついに恋をし男性と一つに結ばれた瞬間、父親のあの一撃・・・。いやー、これは辛いよね。

そして、衝撃のラストは度肝を抜かれます。観た瞬間は、彼女達の行動がまったく意味不明でした。が、映画を観終わった後、改めて本題のWe Are What We Are(私達は私たちなんだ)を考えると、納得できるラストだったのかもしれません。彼女達は彼女たちなんです。姉妹にとっては、ハッピーエンドのように見えました。
肉4
肉3

これから、先彼女達と弟君はどうするんだろう・・・。

かなり、観る人を選ぶ作品で、理解できない方が多いでしょうが、きっとこの映画の深さが分かる人もいるでしょう。そういう人に一度見てもらいたい作品ですね。

【満足度】


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| ヒューマンドラマ | 23:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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