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死霊のえじき

『死霊のえじき』
 DAY OF THE DEAD

【製作年度】1985年
【製作国】アメリカ
【監督】ジョージ・A.ロメロ
【出演】リチャード・リバティ/ロリー・カーディル/テリー・アレキサンダー/ジョセフ・ピラトー/アントン・ディレオ



【イントロダクション】 by Amazon.co.jp 
地球全土がゾンビで完全に埋め尽くされた近未来、巨大な地下基地では生き延びた軍部と科学者の対立が続いている。絶望的な状況の中ついに人間関係は崩壊し、基地内に多量のゾンビが流れ込んで来た……。

【感想】
正式タイトルは『デイ・オブ・ザ・デット』です。
『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』 『ゾンビ』 『死霊のえじき』で、ジョージ・A・ロメロのゾンビ3部作といわれています。しかし、最悪な日本語タイトルだこと・・・。

今回は、地下シェルターでのお話。今作でも描かれているのはゾンビより“人間模様”。それも3作で一番醜い争いです。軍人と科学者のいがみ合い。

<軍人の言い分>
守ってあげ、ゾンビサンプル提供しているんだからゾンビ対処の研究成果を早く出せ!そして、我らに従え!従わなければ殺してやる。

<科学者の言い分>
ゾンビから逃れる手段を知りたければ、おとなしく研究を待ってろ!ゾンビのサンプルもっと持って来い!軍人なんかに従えるか!俺達が死ねば、無能なお前達(軍人)も絶望なんだぜ。

う~ん、ひどい争い。さらに、第3者的に冷ややかに見つめ、助けることもしないグループ。
こんな危機状態でも、人間はいがみ合うことしか出来ないのでしょうか・・・
お互い、協力すればどれほど成果が上がったことでしょう。見ていて悲しくなります。

もう一つ、今作の見せ場は、“愛”です。
科学者フランケン博士とゾンビのバブとの奇妙な親子?愛が表現されています。さすがジョージ・A.ロメロ、まさか人間とゾンビの愛を描くなんて!バブがフランケン博士の仇をうつところは、涙なくしては見てられません(嘘)

ジョージ・A.ロメロのゾンビシリーズ3作のなかでは、一番グロシーンが多かったと思います。内臓ドロドロ出まくり、食べまくりです。ゾンビが内臓をおいしそ~に、むさぼり尽くすシーンは圧巻。

ここに、ゾンビ3部作完結!

【満足度】
★4つ

【関連記事】
ナイト・オブ・リビング・デット
ゾンビ
デイ・オブ・ザ・デッド

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| ゾンビ | 00:06 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

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クライモリ デット・エンド

『クライモリ デット・エンド』
 Wrong Turn2

【製作年度】2007年
【製作国】アメリカ
【監督】ジョー・リンチ
【出演】エリカ・リーセン/ヘンリー・ロリンズ/テキサス・バトル/スティーブ・ブラウン/ヘンリー・ロリンズ/ダニエラ・アロンソ



【イントロダクション】 by TSUTAYA DISCAS
サバイバルゲームで勝ち抜くと賞金10万ドルが獲得できるTV番組の撮影で、“アポカリプス(=黙示録)”と称される森の中に選ばれた6人の若者が集結。だがそこは、恐るべき人喰い一家の棲む森だった。

【感想】
のっけから、人間ザックリまっぷたつ縦割り&腸がでろり~んから始まる、グロ嫌いには耐え切れないだろう作品。前作『クライモリ』とのストーリーの連続性は全く無い。奇形人の関連性も無さそうです。

ストーリーはしょぼすぎ。最初の20分で、この面白みの無い展開に嫌気が・・・。
TV企画で賞金がかかったサバイバルゲーム中に、工場の廃棄汚染&近親相姦の繰り返しで、醜い姿になった家族が襲ってくるという設定。サバイバルゲームって、なんて安易な発想だこと(汗)

もう、この際ストーリーは気にしないで見ましょう。この作品、中盤から“永遠”と続く、グロ映像&ゴアシーン&誰が生き残るの?的なわくわく感を楽しみにしちゃいましょう!

しかし、よくぞここまでグロシーンばかりに仕上げたなぁっと。
下品さをミックスして、常人では耐え難いシーン満載です♪←な、なぜ音符!?
内臓でまくりだわ、いろんなところちょん切るは、爆発して粉々になるは、弓ささりまくりだわ、挙句の果てには人間ミンチ!

もう、ぐっちょんぐっちょんので~ろでろ~ですわ♪←だ、だからなぜルンルン!?

あまりにもグロシーンばかりなので、怖さを通り越してしまいます。ホラー映画の緊迫感は全く無し。気持ち悪さを表現したかった映画ね。

奇形人の、生活の一面も表現されております。親子愛、夫婦愛、嫉妬、復讐など。これが、普通の映画なら涙涙なのでしょうが、この映画の場合はその愛情表現が“憎悪”にさえ感じられます。

ちなみに、狩ってきた人間の内臓?シチューの晩餐場面があるのですが、あれって完全に『悪魔のいけにえ』のパクリよね?そう思いません?

この作品に3つの称号を与えましょう。
下品、汚い、醜い!!!

スプラッター好きは絶対見るべし!スプラッター嫌いは絶対見ないこと!

【満足度】
★3つ

【関連記事】
クライモリ
クライモリ デッド・リターン
クライモリ デッド・ビギニング

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| サバイバルパニック | 00:16 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

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カニング・キラー 殺戮の沼

『カニング・キラー 殺戮の沼』
 PRIMEVAL

【製作年度】2007年
【製作国】アメリカ
【監督】マイケル・ケイトルマン
【出演】ドミニク・パーセル/オーランド・ジョーンズ/ブルック・ラングドン/ユルゲン・プロフノウ/オーランド・ジョーンズ/ギデオン・エメリー



【イントロダクション】 by TSUTAYA DISCAS
実話を元にしたモンスターパニック。白人女性が巨大爬虫類の餌食となった事件を取材するため、N.Y.のTV局報道部のティムはブルンジ共和国へ向かう。そこには凶暴な殺戮の世界が待っていた。

【感想】
完全に“人食い”ワニメインのストーリーと思って見ました。そう、『ジョーズ』みたいな感じのモンスターパニック物って。でも、この映画ワニさんストーリもありますが、内戦の醜い争いに巻き込まれる主人公達のストーリーがメインなのね。

正直、途中で見ていて人食いワニを描きたいのか、紛争を描きたいのか、はっきりしろ~!っといいたくなりました。う~ん、どちらも中途半端。

紛争はおいといて、ワニの話をしましょう。
ワニさん、大迫力!びっくりするほどでかいのに、びっくりするほど足が速い!

そして、“くちゅっ”て人間を食べます。
CG効果抜群に発揮しています。映像は迫力満点でGOOD。でも、この映画の楽しむところはそこだけ。なかなかワニさんも出てこないので、途中眠たくなってしまいました。

正直な話、ワニさん一本に絞った方が、この映画面白かったと思います。途中の、人間同士の格闘シーンなんて要らない・・・。

このワニの話、実話で今もなお人々は人食いワニに怯え生きているとのこと。
でも、生活のため川に入らざる終えない、村人達。お水がタダ同然で使える日本は幸せなんだなぁ~っと思う瞬間でした。

【満足度】
★2つ

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| モンスター | 00:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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