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マンダレイ

『マンダレイ』
 MANDERLAY

【製作年度】2005年
【製作国】デンマーク
【監督】ラース・フォン・トリアー
【出演】ブライス・ダラス・ハワード/ダニー・グローバー/イザーク・ド・バンコレ/イザック・ド・バンコレ/ウィレム・デフォー/ローレン・バコール



【イントロダクション】 by TSUTAYA DISCAS
ドッグヴィルをあとにしたグレースは、やがてアメリカ深南部の“マンダレイ”という名の大農園にたどり着く。驚くべきことに、そこでは70年以上も前に廃止されたはずの奴隷制度がしっかりと存在していた。グレースは黒人たちを解放し、彼らの権利と民主主義を教育しなければならないとの使命感に駆り立てられ、行動に出るのだったが…。

【感想】 ネタバレ
『ドッグヴィル』の続編に位置する作品は、ラース・フォン・トリアー監督の“アメリカ3部作”の2作品。といっても、3作目の『ワシントン』は、現時点でスポンサーつかず映画化には苦しんでいるようです。というのも『マンダレイ』の興行収入が散々たるもので、大赤字だったそうです。

それもそのはず、このシリーズは床に白い枠線と説明の文字を描いて建物の一部をセットに配しただけの倉庫のような舞台のみで撮影され、ナレーションにより登場人物の心理を説明していくという完全にマニアックな作品。

前作には、かなりの衝撃を受けましたし、二コール・キッドマンのすばらしい演技に惚れ込んでしまいました。革命的な映画と思えるほどでした。しかし今作は、衝撃度も薄れ、床に白線という変わったつくりさえ見慣れたのにつけ込んで、グレース役が変わってしまったことが非常に残念でなりません。
マンダレイ_グレース

ドッグヴィル:村人に打ち解けるべく頑張るけなげなヒロイン
マンダレイ:自分の考えが正しいと信じ込み権力で村人を従えるヒロイン
の違いもグレースに気持ちが入り込めない原因なんです。結局は、父親に反抗したいがためにした、独りよがりの行動ばかりが目に付いてしまう。前作までのグレースと別人に思えてならないのです。仮にも村人を全滅させた直後のお話ですよ?グレースの行動に対しての疑問や不満が出てしまった限り、この作品は成り立たない気がします。

でも内容は、なかなかのものです。
ママによる黒人への奴隷支配、ママのルール。真実は奴隷自ら考えた、自分たちが生きるためのシステム。自由が本当に幸せなのか!?決められたルールの中で生きていく楽さ。「私たちは夜7時に夕食を食べていた、自由になったら何時に食べればいいのですか?」まさに、奴隷として生きることを選んだ者の一言でした。マンダレイには、外部の者が入り込んではいけなかったのです。自分が信じる正義が、くずれていくグレースの結末・・・。

果たして、現実のアメリカで奴隷制度が無くなったとき、同じような事実があったのかは分かりませんが、ラース・フォン・トリアー監督が発する、アメリカへの皮肉が非常に感じ取れました。

けなしはしましたが、好みなストーリの映画でした。
監督はやく、最終話作っとくれ~。(スポンサーつかないなら自主制作して!)

【満足度】


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| ヒューマンドラマ | 00:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ワナオトコ

『ワナオトコ』
 THE COLLECTOR

【製作年度】2009年
【製作国】アメリカ
【監督】マーカス・ダンスタン
【出演】マイケル・ライリー・パーク/アンドレア・ロス/カーリー・スコット・コリンズ/ロバート・ウィズダム/ジョシュ・スチュワート/ダニエラ・アロンソ



【イントロダクション】 by TSUTAYA DISCAS
金庫破りの前科を持つアーキンは元妻の借金を返すために再び犯罪に手を染めることを決心するが、侵入した宝石ブローカーの家には残虐なトラップがあちこちに仕掛けられており…。

【感想】 ネタバレ
なんで邦題が『ワナオトコ』やの!?せっかく面白いホラーなのに配給会社は売る気無いの!?ジャケ写の言葉も、「その罠―匠の技」って・・・。

ということで、邦題で観るのをためらっている人いると思いますが、非常に興味深く面白い仕上がり。SAWシリーズの脚本家が手がけた作品ですから、カラクリにはもちろん定評で、おもしろいのは必然でした。しっかりグロもあるのですがひねりもあり、映画のテンポもよいので飽きない。

この男、最終的には内臓どろん・・・
ワナオトコ2

この女、やかましいからお口チャック・・・
ワナオトコ1

そして、物語の展開が面白い。アーキンが盗みに入ったところまでは良かったのですが、意気揚々と金庫破り中、同じく見知らぬ男が侵入というぶっ飛びな展開。そこからは、アーキンとワナオトコ(侵入者 VS 侵入者)との死の駆け引きが開始です。といってもトラップを家中にめぐらしたワナオトコが圧倒的有利に進めるのは言わずと知れていますが、いかにアーキンが家から脱出するかが見所。

ワナも古典的なものから、凝りに凝った作品まで楽しませてくれます。今度は、どんなワナ?このワナはどういう仕組み?と期待感が増すばかりで、見事に引っかかったときは拍手したくなるほど。やられキャラが少ないと心配していても、途中でトラップにひっかかりまっせ~といわんばかりに、イチャカップルが登場するところは、しっかり押さえています。

今までの映画では観たことが無い犯人の趣味。人間1人だけコレクター。飽きたら、次を探すといった感じなのか?しかもコレクションは、女性ではないパターンが多そうですな。いきのいいのがお好きなのでしょうか!? ・・・( ̄  ̄;)

冒頭の完全悪な目のアーキンから最終的に意外な男気を見せてくれ、がんばれアーキンと応援したくなりますが、はいラストは予想通りのオチ。続編も作れる終わらせ方も、いつもは「また?」と思えるのですが、ちょっと続き観たくなる様な作品でした。

匠、次回もよろしくおねがいしやす!

【満足度】


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| サイコ、スリラー | 00:17 | comments:9 | trackbacks:2 | TOP↑

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ハロウィンⅡ(リメイク)

『ハロウィンⅡ』
 HALLOWEENⅡ

【製作年度】2009年
【製作国】アメリカ
【監督】ロブ・ゾンビ
【出演】マルコム・マクダウェル/スカウト・テイラー=コンプトン/タイラー・メイン/ブラッド・ドゥリフ/ダニエル・ハリス



【イントロダクション】 by TSUTAYA DISCAS
惨殺事件で生き残った赤ん坊ローリーが成長、青春を謳歌していた。だが実兄マイケルが精神病院から逃げ出し、ローリーは襲撃に怯え、逃げ惑うことになり、追いつめられた彼女の渾身の一撃により、最期を迎えたかに思われた殺人鬼だったが、それは終焉ではなく、新たな物語の始まりに過ぎなかった・・・。

【感想】
冒頭から、すでにラストシーンか?と思わせるくらい、ぶっ飛ばします。いきなりの殺戮殺戮・・・。前作の続きということですから、マイケル・マイヤーズの生い立ちは説明なしで話が進めれるので、残酷な無差別殺人のシーンがたっぷりあるという、ロブ・ゾンビ監督らしい展開に仕上げられています。

といっても、結局はローリーの夢オチかよと突っ込みたくなる展開が多い。最終的にはローリーの夢や幻想の意味合いも出てくるのですが、スプラッターにオカルト要素を混じらせたような展開はどうかと思いますよ・・・。家族愛なんて入れちゃってるし、白馬をつれたお母さんに操られているマイケル・マイヤーズも情け無いねぇ。

さて映画の売りである、殺害シーンは、見事に残虐でリアル。マイケル・マイヤーズ自体の荒い声も聞こえてくるのが妙に現実味もあり、太くて長い包丁で、グサグサと容赦なく刺していく姿は恐ろしい。挙句の果てには顔面を思いっきり踏みつぶしていく狂いよう。出会う人出会う人、容赦なくですから、1作目よりもイカレ度合いは遥かに増してます。

でもね、犬の肉を食らうシーンがありますが、このシーンは要らなくない?
(興ざめした)

リメイクといいつつ、原作とはまったく違う物語として描かれた作品。カーペンター監督のオリジナルが好みの人には、残念な展開でしょうが、まったく新しいスプラッターとして観れば、面白い。殺人鬼ブギーマンではなく、殺人鬼マイケル・マイヤーズが誕生したようです。
マイケル・マイヤーズ

続編は、どうなるんだろう?まさか、妹が・・・。

【満足度】


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| スプラッター | 01:45 | comments:8 | trackbacks:7 | TOP↑

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