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遊星からの物体X

『遊星からの物体X』
 THE THING

【製作年度】1982年
【製作国】アメリカ
【監督】ジョン・カーペンター
【出演】カート・ラッセル/リチャード・ダイサート/ドナルド・モファット/キース・デビッド/チャールズ・ハラハン/ピーター・マロニー/リチャード・メイサー



【イントロダクション】  by Amazon.co.jp
10万年前に地球に飛来した謎の巨大UFOを発見した南極観測隊のノルウェー基地が全滅。やがてノルウェー隊の犬を媒介にしてアメリカ基地に未知の生命体が侵入した。それは次々と形態を変えながら隊員たちに襲いかかる…。

【感想】
この年代のSFホラーといえば、『エイリアン』が注目されますが、奇才ジョン・カーペンターによる本作もホラーファンの間では、根強い人気を誇る傑作。1951年に同名作品が作られていますが、映画のリメイクという位置づけより原作の短編小説『影が行く』の映像化となります。

人間に化けることができる、宇宙生物。外部との通信が途絶えてしまった南極越冬基地に残された人間達による、誰が化け物なのかという緊迫した探りあい、誰を信用してよいのかという心理的要素が効果的に面白く表現されています。さて、宇宙生物を見分ける方法は何なのか!?

原題の、THE THINGとは「それ」という意味。まさしく正体不明のクリーチャーを呼ぶに的確な表現でした。

特筆すべきは、なんと言っても以降の映画(ゲームも?)に多大な影響を与えたといえる、クリーチャーデザイン。なんともグロくて異様な様は、気持ち悪さを超えて、度肝を抜かれる。犬の顔が4つに割れ、中からグロテスクな生物が姿を現し多数の触手を伸ばしたり、人間の頭部に触手のような目と足が生えているという姿は、CGも無い時代にここまで気持ち悪く表現できるのかと脱帽せざるおえません。
遊星からの物体X-2
遊星からの物体X-1

さすが、ジョン・カーペンターの仕事ですわ!っと拍手を送りたい。迫力も緊張感も人間の感情描写もすべてが見せ場。後世に語り継がれるホラーと納得の作品です。

今年の秋にはリメイク版が上映されるそうで、現代技術で観る本作品もなかなか楽しみではあります。登場人物に女性が出てくるようで、どう絡んでくるかも気になるところですが、一番はやはり頭部のみのクリーチャーがもちろん登場させるよね~っといったとこでしょうか?

【満足度】


【関連記事】
遊星からの物体X ファーストコンタクト

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| SF、エイリアン | 20:02 | comments:13 | trackbacks:4 | TOP↑

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コリン LOVE OF THE DEAD

『コリン LOVE OF THE DEAD』
 COLIN

【製作年度】2008年
【製作国】イギリス
【監督】マーク・プライス
【出演】アラステア・カートン/デイジー・エイトケンス/リアンヌ・ペイメン/ケイト・オルダマン/デイジー・エイトケンス/リアンヌ・ペイメン/タット・ウォーリー



【イントロダクション】 by Amazon.co.jp
死者が蘇り生きた人間を襲い始めた世紀末のロンドン。青年コリンは死者に腕を噛まれて死ぬが、やがてゾンビとなって目覚めた。思うように動かない体を引きずりながら街に出た彼は、気がつくと他の死者たちと一緒に生きた人間を食べていた。かすかに残る記憶をたどりながら、廃墟と化した街を彷徨する彼が辿り着いた場所とは・・・。

【感想】 ネタバレ 
スタッフ・キャストを有志によるボランティアで賄い、製作費をほとんど掛けずに撮り上げ有名になった作品。上映時のふれこみは、£45(約5,800円)で製作された、ジョージ・A・ロメロ以来最高のゾンビ映画です。

いや、それはないやろ・・・
なんぼ有志たって、機材や設備費や雑費とかあるでしょうが!しかも、ロメロ御大の名前まで出して、以来最高のゾンビ映画も過大評価過ぎるでしょう (`ε´)ぶーぶー

ゾンビのドキュメンタリー映画とでもいいましょうか。ある一人のゾンビになってしまった青年コリンに注目して描く作品。一人のゾンビ側を主体にした作品は今まで無かったので、斬新ではあります。

が、コリン君はかな~りのんびりゾンビ君なようで、テンポが悪いんだよなぁ・・・。緊張感なく、グダグダ感が否めない。おまけに、映像が暗くて観づらいときてるので、結構イライラしながら観てました。それに、最大のイライラは、無駄なカメラの揺れ!ゾンビに襲われる場面で、わざとカメラを揺らた撮影の仕方をするのだが、目がチカチカするわで不快にしか思えなかった・・・。

いちよ、愛がテーマなんですねこれ。
コリンを治そうとする姉、でも状況でゾンビを治すって・・・。
そして、コリンはボロボロになりながら愛する人の場所へ帰りました!?
コリン1
う~ん、ゾンビには意志が残ってるって事?コリンだけ?

全体的に、観ていて退屈を感じるのは何故だろう?
意味不明な無駄ストーリー。特にゾンビを飼って人間を食べさせているオジサンもさっぱり分かりません。尺を伸ばすために入れたネタなら、余計なシーンをカットして60分くらいにまとめた方が言いたいことが伝わったんじゃないかなぁ・・・。低予算で売ってるんだし。

【満足度】


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| ゾンビ | 07:19 | comments:9 | trackbacks:4 | TOP↑

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冷たい熱帯魚

『冷たい熱帯魚』
 COLDFISH

【製作年度】2010年
【製作国】日本
【監督】園子温
【出演】吹越満/でんでん/黒沢あすか/神楽坂恵/渡辺哲/諏訪太朗/三浦誠己/芦川誠



【イントロダクション】 by Amazon.co.jp
熱帯魚店を経営する社本と妻の妙子は、娘が万引きしたとの連絡を受けてスーパーへと向かう。しかし、偶然居合わせた同業者・村田の取り成しで娘は無罪放免となり…。

【感想】  ネタバレ
ホラーを超えた、恐ろしいまでの作品が産まれちゃいました!
めちゃくちゃグロイです、めちゃくちゃ怖いです、めちゃくちゃ後味悪いです、めちゃくちゃ観ているのが辛いんです。でも、最後までたっぷりのめりこんでしまう・・・。すごい!この作品、この映像。もちろんR-18指定です。なんたってこんな映像がたっぷり出てきます。
コールドフィッシュ2

確かにグロいのです。でもね、それ以上に描いている人間の弱さ、愚かさ、怖さの方の内容が断然に深く、映像以上に印象に残されてしまうのです。

でんでん演ずる村田の悪やくっぷりが凄い!(でんでんの演技も凄すぎる!) 話術、説得力そんでもって強制力!言葉、表現力がこれほどまでに犯罪の武器になるとは・・・。一見やさしくお人よしにしゃべる村田、しかしそれは自己中心で地獄への道しるべ。

人を殺すことなんかお手の物!まぁ、楽しんで人間を唐揚げ大に切り刻んで抹消(魚に食べさせる)してしまいます!
コールドフィッシュ1

だって死体が出て来なければ殺人にはならないのですから!

一方、前妻との子供を残し再婚したが全く会話も無い冷めた生活を送る社本。自分の意思も持たず、断ることも出来ない一家は村田の餌食に・・・。いつの間にか共犯者とさせられた男の行き着く先は・・・。開き直った人間はここまで変われるものなのか・・・。
コールドフィッシュ4

いい意味で期待を裏切られ続ける展開。先がどうなるかもみえません。どれだけ残酷な結末になるんだろうと不安を抱きながらラストまで突っ走ります。約150分の長丁場ですが、全くだらけさせてくれず、息を呑み続けないといけないのです。

さて、こういう映画にエロシーンはつき物ですが、必要なのか?と思わせる映画はたくさん有ります。でも、この作品には、必要不可欠でした。人間の欲望を描くだけではなく、愚かさまで描ききる。個人的には、グロいシーンよりもむしろエロいシーンの方が強烈に嫌気をさし、後味を悪くさせました。

特に、黒沢あすかがベッピンさんで、裸が大変ご馳走様でした~!
じゃ、じゃなくて(汗)彼女が演ずる村田の妻、愛子の生き様が強烈。強い男に惹かれ、裏切る姿はむなしさすら感じてしまう。ラストの彼女の生き様なんてのは、同情すら抱いてしまう・・・。

愛してくれる男を裏切った。しかし最後は愛してくれる男に行き着いた・・・。
コールドフィッシュ3

1993年に起こった埼玉愛犬家連続殺人事件を参考とした物語で、園子温監督による実際の事件をベースとしたシリーズ「家賃3部作」の第1作目だそうですが、あと2作も大期待です!

っていうか、実際にあった事件なんだね・・・。

【満足度】


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| サイコ、スリラー | 00:36 | comments:19 | trackbacks:11 | TOP↑

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