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悪霊のはらわた

『悪霊のはらわた』
 WITHER

【製作年度】2012年
【製作国】スウェーデン
【監督】ソニー・ラグーナ/トミー・ヴィクルンド
【主演】パトリック・アルンクヴィスト

  かご 


【イントロダクション】 by Amazon.co.jp
ある山小屋にやって来たアルビンたち友人グループ。だがその小屋の地下には悪霊が棲んでおり、憑り付かれた者は魔物と化してしまう。生き残るために、彼らは凄惨な殺し合いを繰り広げるが…。

【感想】  ネタバレ
スウェーデン産の『死霊のはらわた』といいたいところですが、ストーリーは2番煎じも3番煎じにもならないチープさが漂い、前半はあーやらかしたっと思っていたのですが、中盤から後半にかけての、強烈なスプラッター度合いで、ゴア描写の鬼畜っぷりも物凄くとことんやらかしてます!

しょうもないストーリーはというと、若者で週末を楽しみに過ごすために山小屋へ行ったのだが、地下室で悪霊に取り付かれ、はいここからは仲間うち+おじさん?との殺し合いが始まるといった内容。

悪霊取り付かれると、噛まれたら感染、血を浴びてしまうと感染というゾンビっぷり要素があり、根源の感染は悪霊の目を見つめてしまっただけという意味不明なもの。見つめた瞬間にお目目がおかしな方向になり、デモンズ風悪霊と変貌してしまうのです。
悪霊のはらわた1
悪霊のはらわた2

物語の説明はこんなところでしょう!ただし、ゴア描写が物凄いので、そちらのジャンル好きにはたまらない映像目白押しでしょうか!?なんたって、人体破壊づくし。顔をつぶすは、穴開けるは、チョンパしちゃうは、血みどろだはでぐちゃぐちゃ状態、なんでもありです。
悪霊のはらわた3
悪霊のはらわた4
悪霊のはらわた5

極めつけは、、、
悪霊のはらわた6

この画像をみるとコメディ要素ありかと思ってしまいますが、本作全く笑いの要素なし。真面目に友達同士殺しあいます。その意味でも、『死霊のはらわた』とは一線を置いていますが、息つくところなしでゴア描写連続なので、さすがに疲れます。

肝心の悪霊の正体やなぜ小屋の地下室にいるのか不明ですが、なんとも奇妙なやつでした。
悪霊のはらわた7

うーん、やっぱりゾンビ映画じゃないか!?
これでもかなゴア描写を観たい!って方だけお勧めの作品です。

【満足度】




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| カルト、悪霊 | 23:25 | comments:3 | trackbacks:1 | TOP↑

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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか

『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』
 Dr. Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb

【製作年度】1964年
【製作国】アメリカ
【監督】スタンリー・キューブリック
【主演】ピーター・セラーズ

  かご 

【イントロダクション】 by Amazon.co.jp
空軍司令官・リッパー将軍が突然、ソ連への水爆攻撃を命令。ところがソ連の核自爆装置が問題となり…。

【感想】  ネタバレ
この映画が作られたのは、キューバ危機の2年後、米ソ冷戦真っ只中の時代。スタンリー・キューブリック監督が描くは、ブラックユーモア満載で戦争という現実を皮肉たっぷりに風刺を利かた作品。偶発的な原因で核戦争が勃発し人類滅亡にいたる様子をコミカルに描くも、当時の時代を考えると全く笑えない、恐ろしい作品。

司令官ジャック・リッパー将軍が精神に異常をきたし、ソ連への水爆攻撃を命令してしまう。しかしソ連が保有している核の自爆装置は水爆攻撃を受けると全世界を破滅させてしまうというもの。両首脳は、会議室で最悪の事態を防ぐために悪戦苦闘をするという、当時を思えばありえそうな怖い物語。

会議室での出来事も皮肉たっぷり。これを機にソ連をつぶそうと考える将軍(ソ連とアメリカの人口比で被害の大きさを測る)、大事な時期に愛人から電話がかかってくるという緊張感の無さ、こんな状況であろうともいがみあう両国の代表者、冷静と思われる大統領同士の電話でさえ、コミカルに描かれる。
博士の異常な愛情3
博士の異常な愛情4

何千万いや地球人類の命は、この緊張感が無い人間達に握られているという驚愕のシーンです。この映画の冒頭では、アメリカ空軍により、「映画はフィクションであり、現実には起こりえない」とコメントが入るのだが、この映画を観てしまってはそれさえも風刺と思えてしまうのです。

スタンリー・キューブリックのすごいところは、米ソ緊張が緩和に伴い、両国で初めてホットラインが設置されるのだが、この映画のほうが現実より先にホットラインが築かれている。それほどまでに、この映画は先を見据え、間違った世に対して訴える、すごい作品なんです。

俳優陣では、ピーター・セラーズの3役演技(大統領、マンドレイク大佐、ストレンジラヴ博士)も光ります。実は水爆と一緒に落ちていくキングコング少佐も演じる予定だったとのころですが、足を怪我してできなくなったということ。ですが、そのおかげで、ストレンジラブ博士の絶妙なキャラが出来上がったことは過言ではありません。
博士の異常な愛情1

ストレンジラブ博士による、破滅する人類の生き残り計画。選抜された男性と性的魅力のある女性を1:10の割合で地下の坑道に避難させることにより核が消える100年後まで生き延びるというもの。妄想かも分からない計画に、権力者は女性が多いという事実に喜ぶ者まで出るのでした。

その直後に淡い曲と水爆のきのこ雲の連続するシーンが映し出され、なんとも言えない気持ちで映画は終わるのでした。核戦争のはじまりと言わんばかりに・・・。

予断ですが映画のタイトルはものすごく長いのですが、邦題に関してエピソードがあります。Dr Strangeloveというタイトルは劇中で実際に登場する博士の名前なんです。邦題に直すときにstrange love(異常な愛)と間違った訳をしたため、邦題は誤訳といわれ続けました。ただ、裏を返すと意図的であったと分かっています。たしかに、ストレンジラブ博士と訳すより、博士の異常な愛情と訳した方が、適訳だったかもしれないですね。

わが国にとってこの映画はつらいものです。しかし、これだけ世に風刺を利かせ、世を動かせることができる映画は表れないでしょう。映画にも力があることを証明した作品でした。

両国の権力者の心配をよそに、命令のために意地でも水爆を落とし一緒に落ちていくキングコング少佐の姿が妙に印象的でありました・・・。
博士の異常な愛情2

【満足度】




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| ヒューマンドラマ | 22:09 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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マニアック

『マニアック』
 MANIAC

【製作年度】2012年
【製作国】フランス
【監督】フランク・カルフン
【主演】イライジャ・ウッド

  かご


【イントロダクション】 by Amazon.co.jp
マネキンの修復師をしているフランクには、誰にも言えない秘密があった。淫乱で残忍な母親に育てられたトラウマを抱える彼は、マネキンしか愛することができない。やがて、フランクの歪んだ欲望は、渇いた都会の夜をさまよい、暴走していく・・・。

【感想】  ネタバレ
1980年製作の同名タイトルのリメイクは、製作・脚本にホラー映画の巨匠アレクサンドル・アジャ、主演はあの『ロード・オブ・ザ・リング』のイライジャ・ウッドという組み合わせ。脱正義そして脱好印象を見事に果たしたイライジャの殺人鬼ぶりや幼少のトラウマに悩まされる姿は、まさにクレイジーでありました。
マニアック3

本作、犯罪者視点のPOVでの製作されています。全くブレがなく作られており細かい動作まで実現されているため、自分が現場にいるかのような感覚になります。まさに、犯罪者であるかのように・・・。

僕はママを心から愛していたのに・・・。
淫乱な母親は、幼少のフランクの目の前で狂ったSEXを繰り返す。フランクの目にはその光景はどのように映っていたんでしょう。フラッシュバックのように繰り返し幻覚のように見るそのトラウマは、フランクの心を深く傷つけているんです。

僕はマネキンしか愛せない・・・。
本物の女性を目の前にしてもトラウマにより性的不能になってしまったフランク。しかし歪んだ心により女性に対する執着心は強すぎてしまい、夜な夜な街を徘徊しては女性達の頭皮の皮をそぎ落とし、マネキンに取り付けて自宅で暮らすという異常っぷり。
マニアック1
マニアック2

僕は君には触れなかったのに・・・。
フランクの前に現れてしまった、本気で愛してしまう女性。マネキンという共通の趣味の中、彼女とのデートはフランクにとっては初めて心を開放できる場所だったのでしょう。

でも・・・

この女ひどいよね・・・。彼氏がいるのに平気でフランクに気があるような言いよう。部屋に言っては別の男性が居たり(一応オカマの設定ではありましたが)と、本物の恋に臆病なフランクには耐えられない状況ですね。殺すつもりは無いのに、殺人鬼と知られてしまい恐れられ泣き叫び逃げる彼女の前で、必死で「そうじゃないんだ!説明させてくれ!」と叫ぶフランクの姿が悲しくも痛ましく感じます。しかもPOVのためその状況におかれているのが自分のように。
マニアック4

フランクの最後の希望、それは彼女のマネキンとの二人きりの生活。しかし、これまで殺してきた先住者(マネキン)がそれを許さなかった・・・。

いやー、なんだかすごい世界を見せられた気持ちです。殺人者の気持ちが手に取るように感じ取れ、彼の悲しみも一緒に体感できてしまいます。映像や内容はドギツイものなんですが、どこか芸術的な要素も感じ取れてしまう作品で、見ごたえある作品でした。

異常者の気分を味わいたい方は是非観てください!
許すことはできない殺人なのになぜか切なく感じられます。
個人的にはこういう強烈な映画大好きですね~(変態発言!)

予断にはなりますが最後に語るべきは映画自体ではなく日本での公開時の事。肝心な皮剥ぎシーンなどにモザイクがかかったりとグロシーンを見せないようになっています。これに関しては、ファンからはクレームの嵐でせっかくのストーリーの重みがなくなってしまうと揉めたことがありました。こういう映画は、どうせ少ない映画館でグロ耐性があるような人しか観ないんですから、しっかりと映像をみせてもらいたいものです。

【満足度】


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| サイコ、スリラー | 00:01 | comments:9 | trackbacks:4 | TOP↑

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