人肉レストラン

OMNIVORES
【製作年度】2013年
【製作国】スペイン
【監督】オスカル・ロホ
【主演】マリオ・デ・ラ・ロサ

【イントロダクション】 by Amazon.co.jp
料理評論家のマルコスは、世界の珍味の会食でエバという女性に出会う。後日、エバは人食いを行っているレストランの招待状を持ってマルコスの下を訪れ…。
【感想】
邦題がちょっと野蛮な感じで引きますし、ふれこみも『ホステル』『ムカデ人間』などを取り出してますが、意外と真面目に、そして映像が綺麗に作られており、グロシーンもほぼなし、題材の割には好印象でした。ちなみに、原題は“雑食レストラン”です。(ま、人肉のタイトルの方が、マニア心はくすぐるのは分かりますがね。。。)
冒頭が一番衝撃でした。死んだ母を食べる少年。食べ後の母の残酷な姿に、この先どうなるのかっと心配となります。が、以降はオエーな想像ができるシーンはたくさん出てきますが、直接な描写はあまりなく、最初で最後のグロどころでした。

物語は至って簡単。料理評論家のマルコスが本を書くために、いろいろな秘密な食事会に参加しているうちに、ついに人肉を食べる会へ参加する。マルコスはあくまでも記事をかくためなのだが・・・。

肉は新鮮が一番、はいということは死体の肉ではなく、おいしそうな?人間を誘拐しては殺し料理にするのです。食事前のおいしい部位のオークション。金持ちで若い男を従える、ばあさんが落札。展示される数々の肉には、殺された人間の顔がおかれ、なんともいえない、光景です。

さて、どう話を終わらすのかと思いましたが、まさかのすっきりしたラストです。こういう映画ってなんだかモヤモヤするものが残るのですが、あるいみスカッともします。ただし、謎多きシェフが残り、なにやら続編も可能な終わらせ方です。
タイトル敬遠多いでしょうが、しっかり作られた映画ですし、尺が短くさらっと終わりまで飽きることなく観れました。案外めっけものの映画かもしれません。
現実世界のどこかでは、こういうのってあるのかな・・・(ありえそうですね)
【満足度】

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| サイコ、スリラー | 23:56 | comments:5 | trackbacks:2 | TOP↑