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セブン

『セブン』
 SEVEN

【製作年度】1995年
【製作国】アメリカ
【監督】デビッド・フィンチャー
【出演】ブラッド・ピット/モーガン・フリーマン/グウィネス・パルトロー/ケビン・スペイシー/ジョン・C・マッギンリー/リチャード・ラウンドトリー



【イントロダクション】 by Amazon.co.jp
退職間近のベテラン刑事 サマセットと新人刑事 ミルズ。2人の前に、キリスト教の教え「7つの大罪」になぞらえた驚愕の連続殺人事件が発生する。胃袋が破裂する程食物を詰め込まれた大食殺人、舌と右腕を切り取られ、衰弱していく様を撮った写真が残された怠惰殺人など・・・。悪魔のような頭脳を持った犯人の用意した衝撃の結末とは・・・!?

【感想】 ネタバレ
“7つの大罪”(傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰、強欲、暴食、色欲)をモチーフとした異常殺人をテーマにした、デビッド・フィンチャーの名を一流のものとした、サスペンス映画の名作である。

7つの大罪になぞらえた、殺人が残酷極まりなく衝撃的なものであった。直接的な残酷描画は無いが、大罪になぞらえた殺され方をイメージするだけで、吐き気がするような異常ぶりである。しかも、その犯人がただならぬ天才的な頭脳を持っていると予想されるから怖い。

異常殺人鬼を追う刑事役の、ブラッド・ピットとモーガン・フリーマンの役どころがすばらしい。お互い最初は受け入れない同士だったが、犯人を捕まえたい心は同じで、後半には名コンビとして共に行動し、ブラピ演ずるミルズ刑事の軽い性格に対し、モーガン演ずるサマセット刑事の慎重かつ頭脳的な相反する性格同士だからこそ面白みがあった。

ラストの衝撃はなんとも後味悪いが、あるいみ凄く凝った結末である。勝利を得たのは犯人という結末だが、7つの大罪を完成させるのは自分の命、そして犯人を裁く者はミルズ刑事という、見事なオチには脱帽です。いや~、このラストは鳥肌もんでありました。

この作品は、“銀残し”(本来の銀を取り除く処理をあえて省く事によって、映像の暗部が非常に暗くなり、画面のコントラストが強くなるので引き締まった映像になる手法)を使っている数少ない映画であり、デビッド・フィンチャーの配色への執着がとても感じさせらる作品でも有ります。映像にも気を抜かないこだわりを感じました。

終始、じめっとした暗い展開で進んでいきますが、私はこの手のサスペンス作品がとても好きです。ラストがBad Endingというのも、大好物ですねぇ(笑) 殺人鬼と刑事の心理作戦の攻防にのめりこんでしまいます。これほど優れたサスペンス映画はなかなか無い。この作品と、『羊たちの沈黙』くらいでしょうか?そろそろ、大作がまた出てもいい頃ですが。 

【満足度】
★5つ

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| サスペンス、ミステリー | 00:20 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

こんばんは

このサイト 最近はよく参考にさせてもらってます。
『1408号室』って映画おもしろかったですよ。

| ♪ | 2009/03/27 16:53 | URL |

♪さん

閲覧くださり、ありがとうございます。
『1408号室』は、オンラインレンタルで予約していて、届くのまっています~。来月には観れるかなぁと。
また、当ブログよろしくお願いします。

| とら次郎 | 2009/03/27 23:46 | URL | ≫ EDIT

もう一回観たいです。

何度見ても、楽しめますよね。
こういう映画なので、楽しめるっていうのは語弊がありそうですが…。

毎回驚いてしまいます。
ラストも初めて観た時は衝撃的ですが、
何回観ても同じ衝撃を味わえるというか。

デヴィッド・フィンチャーの作品は本当おもしろいです!
私はよく彼の作品に対して「濡れた鉄の匂いがする」と思うんですが、
この作品と、あと『ファイト・クラブ』はそれを強く感じます!!

| なるは | 2009/03/29 15:15 | URL |

なるはさん

私もこの作品は何度も観ています。
そのたびに衝撃。犯人の殺害方法にも驚きです。

デヴィッド・フィンチャー&ブラピの組み合わせは最高ですね。
『ベンジャミン・バトン』は、観ていないのでなんともいえませんが、レンタル開始を待ち遠しく。

「濡れた鉄の匂いがする」という表現は、さすが!
確かにと思います。『ファイトクラブ』もまさにと思います。

| とら次郎 | 2009/03/29 21:07 | URL | ≫ EDIT

犯人が…

私、なんと試写会が当たって(しかし、券が1枚なんですよ、
ありえます?フツー、ペアでしょう)見に行ったんですが、
期待が大きかったせいか、がっかりしました……。
犯人が自ら出てきた時点で、なんとなくラストの予想がついてしまって…。
その先を描いてほしかったな~と欲張りなことを思ってしまいました。

あまり話題に上りませんが、私はフィンチャー監督は『ゲーム』が好きです。

| ユキまま | 2009/04/02 00:29 | URL | ≫ EDIT

ユキままさん

私も一人試写会行ったことあります。
なんか寂しかった・・・。

なんとなく、私もラストは予想できましたが、犯人側の勝ちにするところは見事でした。
このころのサスペンスとしては、やっぱり衝撃でしたね。

『ゲーム』は気になっていますが、実は観てません。
確かに面白いようですね。

| とら次郎 | 2009/04/02 23:01 | URL | ≫ EDIT

ラストは衝撃!!!でしたねーホント~
車が近付いてくるシーンはドキドキしたな~劇場でみたときは。
羊~と並ぶ名作デス!!

| クリコ | 2009/12/31 21:00 | URL |

クリコさん

映画館で観たとはうらやましい。
サスペンス映画を好きにさせてくれた一つの映画です。
ラストは、悲しい・・・。

| とら次郎 | 2010/01/01 00:30 | URL | ≫ EDIT

お見事、やられました

たった今観終わりました、余りの衝撃に全身鳥肌で震えが止まりません。

とらさんのレビューで話は理解してましたが、予想の付かない展開の連続で30分も経つ頃には、完全に話にのめり込んでしまいました。

犯人がジョン・ドゥという人物で、自首してくるのもわかってるのにやたらドキドキしたし、ケヴィン・スペイシーの怪演もあってジョン・ドゥの存在自体に生理的な恐怖感を持ちました。

最後は「まさかそう来るか?」でしたね、ジョン・ドゥは自首する前にトレイシー(グウィネス・パルトロウ)を殺害し、さらに500ドルも払ってあの場所に運ばせるとは・・・・・(絶句)
今思えばサマセット(モーガン・フリーマン)に妊娠した事を相談したのが伏線になったんですね、いやはやこれはお見事、ただただ脱帽ですやられました・・・・・・・(さらに絶句)

この作品の評価が高いのも十分納得です、デヴィッド・フィンチャーは本当に素晴らしい仕事をしましたね。
エンドロールを観てさらに驚きました、特殊効果が「遊星からの物体X」で衝撃的なモンスターを多数造形したロブ・ボッティン氏だったのです。
殺人現場と死体が妙に生々しいのもボッティン氏の手による物ならば納得です、こういう所にもこだわりが感じられるのは嬉しいですし、また作品の質を大きく上げています。

最後に皆さんに質問です。
「アナタが最後のミルズの立場だったらジョン・ドゥを撃ちますか?」
オレなら迷わず撃ちます、性格がミルズと同じ感情の赴くままに行動する人間なので。
ただ撃ったら自分の負けなので、後から深い後悔の念に苛まれるでしょうけど・・・・・・
いずれにせよ愛する人を殺された時点でもう完全に負けなのです。

犯人が自分の命を捧げる事で7つの大罪が完成する、それが達成されるまでの過程が見事すぎます、結局全員がジョン・ドゥの手の上で踊らされていたわけですね。

これは今まで観た映画で一番ですね(その前はプライベート・ライアン)、特にサスペンスでは頭一つ抜きん出てます。
完璧です文句の付け様がありません、これだから映画好きはやめられない。

長文失礼しました、ジョン・ドゥ風に言うなら「ハンマーで直撃されたくらい」の衝撃でしたよ。

| マローダー | 2012/02/01 01:08 | URL |

マローダーさん

あれ、未見でしたか!
ブラッド・ピットをメジャーにのしあげた作品でございます。
この作品以降、しばらくサスペンス物ブームが訪れたほどの名作ですね。

「アナタが最後のミルズの立場だったらジョン・ドゥを撃ちますか?」
はい。撃ちます。
誰もが撃つと思います。
悔しいかな犯人の完全勝利です。

| とら | 2012/02/03 22:31 | URL | ≫ EDIT















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