ディセント

DESCENT
【製作年度】2005年
【製作国】イギリス
【監督】ニール・マーシャル
【出演】シャウナ・マクドナルド /ナタリー・メンドーサ/アレックス・リード/サスキア・マルダー/マイアンナ・バリング/アレックス・リード
【イントロダクション】 by TSUTAYA DISCAS
女性だけの探検隊が地図もない洞窟に閉じ込められ、闇の中で出口を求めて迷走、やがて尋常ならざる恐怖に支配されていくさまを描く。ロープを伝って穴の中へと降りていく一行。探検は順調に滑り出したかに思われたが…。
【感想】

友情というものは、こんなにも脆く悲しいものか・・・。
スタートから、いきなり交通事故シーン。棒が夫と子供を突き刺します。残された、いまだ立ち直れない主人公サラを励まそうと、友人たちが冒険旅行を計画するが、そこは未知の洞窟。この“女性だけの冒険”というのが、作品をとっても面白いものにしています。
“狭い、暗い、出口不明”人間にとってこんな怖いものは無いんじゃないでしょうか。この恐怖に加えて、未知の生物が襲ってくる。まさに地獄。この映画での注目どころは、ゴアシーンなどもそうなのですが、そんな地獄な環境での人間の友情がいかに儚く脆いものかを表現しています。
最初、あんなに楽しそうにパーティーをしていた6人の友達。やはり恐怖には勝てないですね。もう友情なんて関係ないぃ~。自分の命第一です。実際に、そういう立場になったら自分ならどうするんだろうって、悩まされる瞬間です。
主人公の、夫がリーダー格の女性と不倫していた事実を知るのだが、それ以降からの彼女の変貌振りも見もの。最初はあんなに、グシュグシュと交通事故のことを引きずりっぱなしだったのに、その瞬間彼女の何かが切れました・・・。
未知な生物との勇敢な戦いっぷり(目ん玉グリグリはちと引けたが)、挙句の果ては、不倫相手だった女性に生き残ることを許さない一撃・・・。
この映画は、心理描写がおもしろい!
むしろ、未知の生物との戦いより、監督は人間心理を描きたかったんでしょう。
最後の、オチは少し変わっていますね。“絶望”な展開。もう生きる勇気もなくなるでしょう・・・。このオチですが、昔学生時代に朝服着替えて、歯磨きしてさぁ出かけるぞ!って思った瞬間、目覚めてがっかりした時のことを思い出しました(笑)
面白いとは聞いていましたが、期待以上の作品でした。監督ニール・マーシャル、この作品が2作目とのことですが、今後注目したい監督です。
【満足度】

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| サバイバルパニック | 16:08 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑
私も見たことあります。
友達の誕生日会で借りてきたんですが
見事にドン引きで途中で止める始末でした・・
| ミント | 2008/05/20 20:14 | URL |