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ゾンビ

『ゾンビ』
 DAWN OF THE DEAD

【製作年度】1978年
【製作国】アメリカ、イタリア
【監督】ジョージ・A.ロメロ
【出演】デビッド・エンゲ/デヴィッド・エムゲ/スコット・H・ライニガー/ゲイラン・ロス/トム・サビーニ



【イントロダクション】 by TSUTAYA DISCAS
ゾンビが増え続ける中、都市からの脱出を試みるSWAT隊員たちとその仲間。ようやくたどり着いた郊外の巨大なショッピングセンターで得た束の間の平和も、乱入して来た暴走族によって終りを告げる……。

【感想】
『ゾンビ』が日本語タイトルですが、正式タイトルは『ドーン・オブ・ザ・デット』です。 『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』 『ゾンビ』 『死霊のえじき』で、ジョージ・A・ロメロのゾンビ3部作といわれています。

いきなり出だしから、ゾンビ居ます。なぜゾンビが出たかなんて説明なし。ゾンビが出て世の中大変だぞ~からの始まりです。ま、『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』の続きってことですね。
ゾンビ1

最初のシーンでは、ゾンビ狩りを楽しむ人々の描写があります。人間達はゾンビを怖いものとみなしておりません。狩りを楽しむための的ですね。見ていてゲーセンなどであるピストルでゾンビを撃つゲームを思い出しちゃいます。

ストーリー全般、生き残った4人の男女が大規模なショッピングセンターで、生活を始めるお話になるのですが、ゾンビを工夫を凝らして全滅させていきます。それが楽しそう。ゾンビってそんなに怖くないのかなぁ?だって、少しでも噛まれたら自分もゾンビになるんですよ!

全滅させたあとは、もう極楽生活です。人間の“欲望”のまま生活をします。なんたって、大型ショッピングセンターですから何でもそろいます。うらやましい生活です。(ゾンビが居なけりゃの前提つきですが)

そして彼らの平和な生活を壊すのは、ゾンビではなくもちろん人間なんですね。こちらもゾンビから生き延びて欲望のまま強奪と殺戮の日々を過ごしている流れ者達。ラストシーンは、欲望に生きる人間VS人間。そこに居るゾンビはおまけ。ショッピングセンターの余るほどある品々を、人間同士奪い合うのです。

醜い・・・

いや~、これ見てて本当に怖いのはゾンビじゃなくて人間だなぁ~って。
ゾンビは、ただ単に食べたいという意識だけで動いていますが、同類(ゾンビ)同士で殺し合いなんてしません。それに対して、生身の人間は欲望の塊。欲望ためには、同類(人間)同士殺し合いをするんですから・・・。

無事ゾンビからヘリで脱出する生き残った2人のシーンで終わります。でも、それは希望なのでしょうか?どこに行ってもゾンビだらけなのは一緒、結局は絶望へのフライトになるのです。

やはり、ジョージ・A.ロメロの描くゾンビは一味違う!ゾンビ映画といっても、ゾンビはおまけ?的な存在にしてしまう発想がすごい。確実にこの映画で描かれているものは、人間ドラマです。単にゾンビをぞろぞろと出す映画とは、一線を画す名作です。

【満足度】
★5つ

【関連記事】
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| ゾンビ | 00:35 | comments:6 | trackbacks:2 | TOP↑

COMMENT

こんにちは~

自分の中でゾンビ映画№1の作品ですね(^^
ゾンビを題材にした映画の中でも恐怖描写や残酷描写も最高級ですし
(とら次郎さんのおっしゃる通り、顔以外肌色のゾンビも多数いますが(笑))、
極限状態に追い込まれた人々を描いた人間ドラマとしても最高級だと思います。
ロメロ監督のゾンビ映画は人間ドラマがしっかりしているからこそ、
他のゾンビ映画とは一線を画すレベルの高い作品なんでしょうね~。
B級ゾンビ映画を観て後悔することは多々ありますので(^^;

応援ポチです。

| Toy's | 2008/06/08 12:29 | URL |

すばらしいゾンビ作品ですよね。
ゾンビに注目をおかず、追い込まれた人間に注目をおくってのは、ロメロならでわですね。
ロメロ3部作のなかでも、特異なかんじの映画ですよね。結構楽しげな主人公達。他の2作は、どんより暗い感じしかなかったので、その違いに関心。そして、2作目が一番評価が高いのも納得です。

ゾンビ映画、他はバタリアンくらいしか面白いの無いですかね。
バタリアンも1作目だけで、それ以降は・・・。

| とら次郎 | 2008/06/11 23:53 | URL | ≫ EDIT

再観賞したのに・・

肌色ゾンビ見逃したーッ!
色んなホラー映画で人類の敵が登場します。
悪魔、死霊、ゾンビ、宇宙人、モンスター等々・・・
でも一番怖いのは、やっぱり人間ですよねぇ。
因みにこの作品で一番の悪人は、
妊婦のフランだと思います。
お腹に子供いるのに、
煙草はイカンよ煙草はッ!!

| りとら | 2011/04/26 19:41 | URL |

りとらさん

いいですね~、最鑑賞。
近じか観たくなってきましたよ。

ロメロのゾンビは、人間風刺が中心に描かれているので、他のゾンビ映画とは違うよさがあるのでしょうね。
この『ゾンビ』という映画は、まさにロメロゾンビの方向付けをした作品ではないでしょうか?

お腹に子供居るのにタバコは確かに駄目!
でも、映画でもなく最近の現実の若い妊婦さんは平気で吸っている人居るんですよね(汗)
ゾンビよりおそろしぃ~。

| とら | 2011/04/26 23:21 | URL | ≫ EDIT

こんばんは。

今回観たのは米国公開バージョンで最初からゾンビが登場していましたが、日本公開用は隕石の話とかもあったり、ラストも少しは希望が見えるような話をしていたりと、いろいろと違うかったようですね。

私もやっぱり一番怖いのは、人間自身だと改めて思いました。

それにしても、エレベーターの中に躍り込んできたゾンビたちは速かったですね。(^^;

| 白くじら | 2017/09/28 22:50 | URL | ≫ EDIT

白くじらさん

私がみたのは、米国バージョンかな!?

このゾンビという映画で、ゾンビ映画で描かれるテーマが決まったような気がします。怖いのは人間ということが、ずっとゾンビ映画では描かれ続けて今でもそうだと思います。

この時代に先駆けとなった、ロメロ監督の素晴らしさが見える映画ですねー。なんだか久々に観たくなりました!

| とら | 2017/10/01 22:47 | URL | ≫ EDIT















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