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ザ・セル

『ザ・セル』
 THE CELL

【製作年度】2000年
【製作国】アメリカ
【監督】ターセム・シン
【出演】ジェニファー・ロペス(キャサリン・ディーン役)
    ヴィンス・ヴォーン(ピーター・ノヴァク役)
    ヴィンセント・ドノフリオ(カール・スターガー役)


【イントロダクション】 by Amazon.co.jp
心理学者キャサリンは、脳に障害を持つ患者の精神世界に入り込む最先端の治療法を試みていた。一方、若い女性を残虐に殺す連続異常殺人犯を追っていたFBIは、昏睡状態の犯人スターガーの身柄を確保した。キャサリンは、犯人の潜在意識に入り込むが…。

【感想】 ネタバレ
注目は、猟奇犯人の《脳内世界》に入り込むという展開。美しくも不気味な世界でもあるのです。しかし、入りこむ脳内は異常殺人犯、悪の世界の異常で不気味で気持ち悪い世界と対照的な2つの世界観が混じりあうことで、強烈な印象を残してくれます。映画の内容もさながら、この世界観そして、映像美が非常に印象深いヴィジュアル系のサイコサスペンス作品です。

犯人の異常なまでの、性癖は少しひいてしまうほど。ガラス張りの独房(セル)=水槽にて、誘拐してきた女性を溺死させ、その女性を漂白させて寝転ばせて、自分はその死体の上に宙づりになって、昇天するという、もう誰が思いついたんだろうというほどの、異常っぷり。(もしろん、幼少時代のトラウマからきた性癖なのですが)
ザ・セル01

そんな犯人の《脳内世界》に入り込むわけですから、とんでもない世界になっています。目まぐるしく変わるその奇抜な映像はとてもじゃないですが、ついていくことができません。全体的に、グロめなシーンも多いのも、犯人の特徴を精神世界で表しているようです。
ザ・セル04

ヴィジュアル面が目立つ作品ですが、やはりサイコサスペンス要素としては、少し物足りなさは感じます。ありきたりな展開となっていますので、サスペンス要素としては少し役不足でしょう。世界観が見事な分、少し残念です。実際、この作品は映像美のみで話題になっている作品でしょう。

主演は、この映画で初主演となったジェニファー・ロペス。犯人の世界に入り苦悩し、狂気な犯人と幼少時代の素直な犯人と出会い、なんとか事件を解決させるため危険を冒し、精神世界から抜け出すことすら困難な状況。その彼女が、いったこの困難な犯人にどう接し、どうやって事件を解決していくかが見どころでしょう。
ザ・セル03

そして、彼女の七変化の衣装とメイク、さらには大きなお尻(笑)にも大注目!
ザ・セル02

監督のターセムも、この作品が初監督。初作品とは思えないほど、印象を強烈に残してくれる作品すが、元々ミュージック・ビデオを撮っていたらしく、その才能がもろに影響しているのでしょうね。彼の作品は、芸術性たかいことよりモダンアート美術館の永久コレクションの一部にもなっているほどです。

グロシーンも虐待シーンもありですが、映像美を観るに価値ある芸術的作品。
ただし、理解は難しい!

【満足度】


【関連動画】
Trailer


【レビューの更新履歴】
初投稿:2010年9月4日
再更新:2015年6月13日

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COMMENT

この映画は見てみたいのですが、
あのレンタルビデオショップが閉店してしまい
大変な状態となっています(T_T)

| Kazu | 2010/09/07 00:24 | URL | ≫ EDIT

Kazuさん

あ、こちらのブログではお久しぶりです。
ちょっと古くなりましたが、観る価値はあると思います。
あのレンタルビデオショップってどこのことですか!?

| とら | 2010/09/07 22:16 | URL | ≫ EDIT

とんでもない才能

別のサイトで大絶賛してたので、またもや「ほほう、じゃあどんだけスゲーのか観てやろうじゃねーか」と斜(はす)に構えて鑑賞しましたが、とんでもない作品でした、開始1秒でKO負けです。

監督のターセム氏は「この作品をオペラにしたい」と言ったそうですが、その言葉に偽りなし、まさに史上初のミステリー(サスペンス)オペラというジャンルを開拓したと言っていいでしょう。

とらさんのいう通りとにかく映像へのこだわりが半端じゃありません、これまで観た事のない映像のオンパレードで、それだけでも十分観る価値はあります。
ただ余りにも映像に神経を使い過ぎたのか、展開が雑でオチもバレバレだったのが残念です、それでも映像が物凄いので観て損したとは思いませんが。

キャストは主演のジェニファー・ロペスがとにかく美しい、最後には女神になっちゃうし。
FBI捜査官ピーター役のヴィンス・ヴォーンはコメディしか観た事なかったですが、シリアスな演技も上手いですね、素直にカッコよかったです。
最後に犯人カール役のヴィンセント・ドノフリオ、個人的にフルメタル・ジャケットのゴーマー・パイル(微笑みデブ)しか観てないので注目してましたが、難しい役を見事に演じ切っていて感動しました、パイル成長したなあ。

ところでターセム氏はこの後に監督した作品ってあるんでしょうか?
あれだけの才能をこの1作だけで終わらせるのは勿体無さすぎますよ。

| マローダー | 2012/05/31 00:15 | URL |

マローダーさん

はい、これは名作ですね。
視覚的にも驚かされます。

この監督は、『落下の王国』『インモータルズ』を作ってますが、私も観ていません。
『落下の王国は』やはり映像がすばらしいとの評価ですね。

| とら | 2012/06/03 18:56 | URL | ≫ EDIT

馬の輪切りが最高ですねw。
なんか映画館なのに美術館にいるような感じだった。
あの水槽はジワジワ真綿で首を絞められるようなw

| ブリ | 2012/06/03 19:55 | URL |

ブリさん

おぉー、ありましたね。馬の輪切り。
久しく観てなかったので忘れてました(爆)

視覚的もそうですが、世界観がすばらしかった。
万人にはとうてい考えることが出来ない世界でした。

あの水槽も過激ですよね。

| とら | 2012/06/03 23:54 | URL | ≫ EDIT















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目くるめく映像でサイコ犯罪者の深層心理を描くサイコスリラー。

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