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ザ・フライ

『ザ・フライ』
 THE FLY

【製作年度】1986年
【製作国】アメリカ
【監督】デビッド・クローネンバーグ
【出演】ジェフ・ゴールドブラム/ジーナ・デイビス/ジョン・ゲッツ/ジョイ・ブーシェル/レス・カールソン



【イントロダクション】 by Amazon.co.jp
物質転移装置という大発明を成し遂げたブランドル博士。だが自分の肉体を使った人体実験には、一匹のハエが紛れ込んでいた! その日を境に、彼の体には驚異の変体が起こる。やがて彼は忌まわしいハエ人間となって恋人の前に現れた……

【感想】 ネタバレ
1958年の『蝿男の恐怖』のリメイクでSFX(特撮)を駆使し、アカデミー賞メイクアップ賞を受賞した。原作は、蝿男&人間蝿と2つの生命体に分かれたのですが、本作は遺伝子レベルで融合した1生命体が誕生するという違いがあります。

この映画は、怪物映画?いやいや人間の感情を描いた作品ではないでしょうか。
自分の体が、どんどん退化し蝿に変化していく姿に苦悩するセス。そもそも蝿男になってしまうきっかけも、嫉妬心だけから来たもの。どんなに醜い姿になっても彼を案じ続ける恋人ヴェロニカ。しかし、彼女は蝿男の子供を身ごもってしまったと分かった時、恐怖に怯えるのであった。セス当人よりも、彼女の苦悩が重く描かれた作品でしょう。

ブランドルフライの新生命体が誕生!しかし、どんなに醜い姿になろうとも、最後まで心は蝿ではなく人間のまま。観るも無残な姿になったセスは、ヴェロニカが持つ銃を自らの頭に当てて殺してくれと要望。それは、自分の犯してしまった過ちに許しをこう姿にも見える・・・。なんだか、ちょっぴり切ないシーンでもある。

『ビデオドローム』につづいて、デビッド・クローネンバーグワールド炸裂の物体としては全く不明でグロテスクな怪物ですが、やはりアカデミー賞を受賞しただけあって、その容姿、雰囲気は抜群に特異な存在。蝿に退化していく過程での、皮膚がとろけ、耳がもぎ取れ、爪が剥がれ落ちる映像は、まさに見事な演出にして技術。吐き気を覚えるほどです。
ザ・フライ1

人間って、弱いね・・・って感じさせてくれる、秀作でした。
個人的にも、お気に入りの作品でございます。

【満足度】


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| ゴシック | 00:08 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

いつも楽しく拝見させていただいてます

はじめまして HNたいちです ここ数年でホラー映画にはまりだし 新旧の名作の人間の恐怖への想いに興味が尽きません こちらのサイトをだいぶ参考にさせていただいていつも感謝しております だいたい紹介されていた作品は鑑賞しましたよ    ふと気づいたのですが 中国のゾンビもの 霊幻導師シリーズは紹介されないのでしょうか? いわゆるキョンシーは自分が小学生くらいのころはわりと流行したような記憶がありますが 今はまったく消えた感があります 少し残念。あの動き お札に隠れた顔 なかなかに怖かったおぼえがあります 是非機会があればここで紹介していただきたいなと思ってます
これからも楽しみにしてます お体に気をつけてがんばってください 失礼します

| たいち | 2011/10/17 12:36 | URL |

テレポッドの中心で愛を叫ぶ

数あるホラーの中で、思わずウルッときた作品。
愛してるから撃てない…でも、愛してるからこそ最後は自分の手でケリをつける…(;_;)
続編も好きな作品です。
テレポッドは別名『絶倫マシーン』ですよねW(^_^;)

| りとら | 2011/10/17 12:56 | URL |

☆たいちさん
初めまして。
当ブログにいつも遊びに来ていただきありがとうございます。

中国ですね。
中国といえば、『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』を思い出す私です。
キョンシー系は、同じく小学生くらいにはやりました。
たいちさんと年齢は同じくらいでしょうか?

昔は色々観ましたけど、確かに記事にしていないですね。
といいましても、記憶に乏しいので再鑑賞が必要そうです。
そうなると、なかなか中国ホラーに手が出ないのが正直な理由(汗)
同じアジアでも、香港やタイホラーは記事にはしているんですが・・・。

せっかくのご要望ですので、すぐにはとはいかないでしょうが、中国ホラーもそのうちアップしてみたいと思います。

ホラー好き仲間として、今後ともよろしくお願いします!


☆りとらさん
この映画は良かったですね~。
蝿男の怪物っぷりも見事ですが、やはり人間ドラマな部分が良かったですね。
特に、蝿男の子供を身ごもってしまった、ヴェロニカの苦悩。

テレポッドで、色んな生物を融合してみたらどんな怪物が生まれるか試してみたいと思った次第でした。
神様に怒られそう(汗)

| とら | 2011/10/17 21:18 | URL | ≫ EDIT

観られません

この作品は20年近く前にまだビデオレンタルの時代に観て、あまりにも救い様のない終わりに愕然としたのを、今でもハッキリと覚えています。

設定も演出も映像もキャスティングもとても良く出来ている分、主人公のセスがハエ人間に変貌していく過程は観ていて本当に辛かったですね。

そして悲劇のラストへ、ハエ人間になっても人としての理性は残っていて、恋人に銃を向ける様に指図するシーンには心底泣きました。
愛する人に撃たれて死んだセス・ブランドル、悲劇的ではありませが彼自身は幸せだったのではないでしょうか?

なので未だにDVDで観返す気になりません、ハエ男があまりにも気持ち悪いのと、救い様の無さ過ぎる超バッドエンドのために。

主人公のセス・ブランドルを演じたジェフ・ゴールドブラムは好きな俳優の一人なので、この後それなりに出演作(インデペンデンス・デイなど)があるのは嬉しい限りですよ。

| マローダー | 2012/02/12 00:24 | URL |

マローダーさん

今観ると、また違った印象と思いますよ。
私も、このレビュー書く時に見直して、すばらしさを再び堪能しましたから。

救いようが無いバッドエンドの中に、ほとんど蝿のなかに人間の心を見たところはなかなよかったですね。

| とら | 2012/02/12 19:10 | URL | ≫ EDIT















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