PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

【特集】アメリカホラー映画史~90年代~

アメリカ映画史紹介シリーズ、今回は90年代の映画史をクローズアップ。

★アメリカホラー映画史~サイコブームと名優の出演~
 徐々にスプラッターブームが終焉を迎えると共に、サイコ、サスペンス系の恐怖映画がブームとなった。『羊達の沈黙』がアカデミー賞4部門を受賞したことも記憶に新しく、『セブン』の大ヒットもサイコブームの拍車となった。
 ホラー映画がビジネスとして開花した時代でもあり、大作の製作と共に、メジャー映画スターが投入。アンソニー・ホプキンス、ジョディー・フォスター、ブラット・ピット、トム・クルーズ、キアヌ・リーブスという名だたる名優が出演している。
 映像技術としては、CGがホラー界にも多大な影響を与えることになった。生物パニック物ではよりリアルな動きが表現できるようになり、注目を浴びた。

★活躍した主なホラー映画監督
 フランシス・フォード・コッポラ 1939~
 デビット・フィンチャー 1963~
 クエンティン・タランティーノ 1963~ 
 ポールW.S.アンダーソン 1965~
 ケビン・ウィリアムソン 1965~
 ロバート・ロドリゲス 1969~

★主なホラー映画作品
1.『羊達の沈黙』 1990年 ジョナサン・デミ
サイコ・サスペンスブームを到来させた作品でアカデミー賞4部門を受賞。レクター博士と訓練生クラリスとの会話や駆け引きが見事で、存在感抜群のカリスマ殺人鬼の登場である。


2.『ドラキュラ』 1992年 フランシス・F・コッポラ
古典ホラーを現代感覚でアーティスティックに映像化し技巧を凝らした演出が光る。豪華キャストの出演も注目される。


3.『キャンディマン』 1992年 バーナード・ローズ
都市伝説ホラーで、鏡の前で名前を5回唱えるとキャンディマンが登場するという伝説を調査する女子大生の前に謎の黒人が現れ、次々と殺人事件が起こっていく。


4.『ボディ・スナッチャーズ』 1993年 アベル・フェラーラ
SFホラー『盗まれた街』の3度目のリメイク作品。特殊効果技術の発展と共に、おぞましさが生々しくなっている。


5.『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』 1994年 ニール・ジョーダン
トム・クルーズが美しく冷酷な吸血鬼をブラット・ピットが心優しき青少年を演じて話題になった。この頃からメジャーな俳優がホラー作品に出演することも珍しくなくなってきた。


6.『スピーシーズ/種の起源』 1995年 ロジャー・ドナルドソン
絶世の美女が襲ってくるSFホラー。人間の男性と高配して子孫を増やしていく。作品はシリーズ化されている。


7.『スクリーム』 1996年 ウェス・クレイブン
興行的にも大成功となった日本でもお馴染みのホラー映画。過去の実在する名作ホラー映画を題材にしパロディ化させて、ホラー映画の定番を逆に利用した新しいホラーの形を作った。


8.『フロム・ダスク・ティル・ドーン』 1996年 ロバート・ロドリゲス
今ではホラーファンそしてB級映画ファンお馴染みのロドリゲスとタランティーノで贈るアクション。壮絶なスプラッター描写が特徴で、特殊メイクが見所。


9.『ミミック』 1997年 ギレルモ・デル・トロ
遺伝子操作により生まれた新種の昆虫が襲い掛かる生物パニックもの。ゴキブリを連想させるモンスターが恐怖と共に気持ち悪さもかもし出す。


10.『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』 1999年 ダニエル・マイリック
超低予算で製作されながらも、世界で大ヒットを記録した作品。ドキュメンタリー風に製作され話題となった。


11.『スリーピー・ホロウ』 1999年 ティム・バートン
アメリカでは有名な首無し騎士伝説を映画化。美しい舞台とブラックユーモアあふれるティム・バートンらしい作品。ジョニー・デップ出演。


ホラーやサスペンス業界も、メジャー作品が目白押しになってきましたね。一方、グロい映画が少し影をひそめてしまった時代でもあったでしょうか?
さて次は、21世紀の特集でお会いしましょう!

【関連記事】
アメリカホラー映画史~50年代以前~
アメリカホラー映画史~60年代~
アメリカホラー映画史~70年代~
アメリカホラー映画史~80年代~
アメリカホラー映画史~21世紀(2010年まで)~

※応援クリックよろしくお願いします~。
にほんブログ村 映画ブログ ホラー・サスペンス映画へ ブログランキング 人気ブログランキングへ
関連記事

| こわいもの特集 | 23:15 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

名優と技術革命とPOV

確かに90年代からホラーにも有名俳優(アンソニー・ホプキンス、トム・クルーズ、ブラッド・ピット、キアヌ・リーブス、ジョディ・フォスター、ジョージ・クルーニーなど)が積極的に出演する様になり、また出演作のヒットで有名俳優の仲間入りをした人もいますね。

あとはCG技術の大幅な向上による映像革命がありますね、これによりこれまで不可能だった場面も容易に再現出来る様になり、作品の質を広げる事に大きく貢献しています。
スピーシーズがそのいい例でしょう。

個人的にはロドちゃん監督、タラちゃん出演(主演はジョージ・クルーニー)の「フロム・ダスク・ティル・ドーン」がお勧めです、何の前振りもなくいきなり血みどろスプラッターになる展開には度肝を抜かれますよ。
しかも2と3まであるし。(出演者は全く別、レンタルもされてないので観てません)

ただ全体の傾向としてはとらさんの言う通り「羊たちの沈黙」の様なサイコスリラーが増えて、ゾンビの様なスプラッターが大幅に減りましたね。
とは言え「羊~」の様な超名作が目白押しなので、決してつまらないわけではありません、むしろ見応え満点です。

またブレアの様な低予算のPOV(POINT OF VIEWの略、擬似ドキュメンタリー方式とも言う)作品が大ヒットして、全世界が衝撃に襲われましたね。
そして案の定POVはその後竹の子の様に大量に作られるのでした、しかしそのほとんどが駄作でしたが。(苦笑・・・・・)

追記:個人的にブレアは評価してません、パラノーマルシリーズもしかりです
POVで評価に値する作品は2000年代のRECシリーズまで待たなければいけませんでした。

| マローダー | 2012/04/04 21:52 | URL |

試行錯誤の時代・・それが90年代

CG時代突入。
それによってホラーの映像も格段にレベルアップした分、
失われた物もありますね。
ラバー素材のクリーチャーが懐かしす。
でも、POVったりホラーにアクション要素を追加したり、
新しいホラー・ジャンルが生まれたりと、
なかなか良い年代ではないでしょうか。
アナログとデジタルがうまく融合した作品が多いのも
90年代だと思います。
この並びだと、6番のスピーシーズを押したいw
ホラー+エロの金字塔だと思いますw

| りとら | 2012/04/05 20:59 | URL |

☆マローダさん
POVの件、70年代の映画『食人族』は観たこと有りますか?
当時の人々を、ホンモノの映像と思わせた、ものすごい作品です。
未見でしたら、是非ご覧ください。
胸糞悪くなる映画です。(レビューもしています)

☆りとらさん
ホラー業界の技術が大きく進歩した時代ですね。
グロ映画やスプラッターが少なくなった、いわゆるホラーマニアでなくても、観れるホラーが名作に多かったですね。

あ、同じく『スピーシーズ』は好きです!

| とら | 2012/04/07 01:00 | URL | ≫ EDIT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://kowaimovie.blog116.fc2.com/tb.php/329-f80dbb83

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT