インシディアス

INSIDIOUS
【製作年度】2010年
【製作国】アメリカ
【監督】ジェームズ・ワン
【出演】パトリック・ウィルソン/ローズ・バーン/リン・シェイ/バーバラ・ハーシー/アンガス・サンプソン/アンドリュー・アスター
【イントロダクション】
3人の子供たちとともに新居に引っ越してきたルネとジョシュ。しかし引越し直後から不思議な現象が続き息子が事故で昏睡状態に。すぐにまた引越したジョシュたちだったが、状況は変わらず…。
【感想】

『SAW』の監督ジェームズ・ワン&『パラノーマル・アクティビティ』の監督オーレン・ペリがタッグを組み、わずか150万ドルという低予算で製作された作品。
巷の評判も上々みたいでしたので、結構期待してました。でも、う~ん、、、ちょっといまいちかなぁ・・・。個人的には、ジェームズ・ワンの作品って『SAW』以外は余りぐっと来るものが無いんだよなぁ。
オーソドックスな幽霊屋敷的ホラーにちょっぴりひとひねりした感じの映画。効果音の使い方により、びっくりはするのですが、いかんせん怖さが全くない・・・。日本ではG指定(年齢制限なし)のホラーですから、やはり子供だまし的な仕上がりは否めない。
無駄な前起きなく、引っ越してきた屋敷で次々と奇妙な現象が一家に起こる!というの屋敷物ホラーお決まりパターン。といっても、一家の長男が急に眠りから覚めない植物人間状態になっているというところが物語りとしてのミソになっております。

次々と奇妙な現象は家が悪いと思いきや、引っ越しても終わらない。たまらず除霊師が悪魔払いをお願いし、そこで分かった真実は、霊は家ではなく息子が原因だと。幽体離脱癖のある息子が体に戻れなくなってしまい、魂が抜けた肉体を悪霊が奪い合っているという。なんとも奇妙な展開に仕上げてきました。
観ていての途中で思ったのが、この展開『ポルターガイスト』に似てるんだよなぁ。あちらは、母親が霊界に閉じ込められてしまった子供を助けるため異次元に入っていくのですが、本作は、父親が幽体離脱して異次元に入り息子を探すという展開なので、一緒なんだよね。
その異次元での出来事も中途半端で意味不明。ボスキャラてきな悪魔もなんだか分からなかったし。盛り上がりにかけるよなぁ~。ラストはとってつけた感じのハッピーからのどんでん返しですし。なんで、この映画評判いいのだろう???

この映画について、ジェームス・ワンはこう語っています。「『SAW』以降、誰もが僕を流血や暴力を描く監督として分類している。だから今作で、僕がドラマ、ストーリーやキャラクターに気を配っていて、流血や暴力は避けていることを示すことだったんだ。」ってさ。つか、『SAW』のビリーを出演させているし・・・。
う~ん、ジェームズ・ワンはやっぱり、サスペンス系のほうが才能有るんじゃない?
【満足度】

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| 幽霊、怨念 | 21:41 | comments:5 | trackbacks:4 | TOP↑
同感です。
ちっとも怖くないホラーはホラーじゃない!!
と書いたら、こっ酷く皆さまに怒られました。
だって、やっぱりゾクゾクッてさせられてこそ、ホラーじゃないですかぁ。
ねぇ?
個人的にはこれ、ホラー映画としては駄目でしょう、って思います。
| ヒロ之 | 2012/02/17 21:28 | URL |