PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

ヒミズ

『ヒミズ』

【製作年度】2011年
【製作国】日本
【監督】園子温
【出演】染谷将太/二階堂ふみ/渡辺哲/諏訪太朗/吹越満/神楽坂恵/光石研/渡辺真起子/でんでん



【イントロダクション】 by Amazon.co.jp
普通の人生を夢見る住田と茶沢。衝動的に父親を殺してしまった住田は、以後の人生を「オマケ人生」として悪党退治を始める。一方、自暴自棄の住田に茶沢は…。

【感想】  ネタバレ
『行け! 稲中卓球部』の奇才漫画家・古谷実の同名の漫画を、これまた『冷たい熱帯魚』など数々の異端な映画を生み出した奇才映画監督・園子温による映画化という奇跡の組み合わせ。東日本大震災のエピソードを入れて完成させた、賛否両論の話題作。

15歳の少年、住田祐一。
少年が夢見るは、ふつうの人生。
それを許さない自分勝手な大人。

どんなにひどい仕打ちを受けても、少年はクズ人間にはならないと言う。
しかし親は言う。お前が邪魔でしょうがない。お願だから死んでくれ。

15歳の少女、住田に好意を抱く同級生の茶沢景子。
彼女もまた、借金だらけの両親から死ねとせがまれる。
しかし、彼女はどんなに不幸だろうと前向きな住田の言葉に元気付けられ、半ばストーカー状態となりながら元気に生き続ける。

当たり前にあるはずの親からの愛。
しかし、二人にはその当たり前すら許されないのだ。
ふつうに暮らすことすら難しい彼らに、はたして未来は何があるのだろうか・・・。

親殺し

なるべくして起こってしまった事件。そして住田の“オマケ人生”が始まる。
う~~ん、なんとも重苦しく悲しい。子供に何の罪があるのだろうか・・・。観ていて苦しくなります。

“オマケ人生”を歩みだした住田。彼の前には、同じ境遇の人間が次々と現れる。無差別に殺す通り魔、自分が何なのか分からない人間、注意されただけでナイフで刺してしまう少年。世間ではクズそして犯罪者扱い。しかし、彼らも住田と同じなのかもしれない。

何もできず毎日ゾンビのようにさまよう住田。彼を救うのは、住田からずっと相手にされなくても、彼を追い続けた茶沢なのだ。心の病気になった住田の心を溶かす。罪を償い、ふつうの幸せを二人でいつか歩むために。信じ、愛することの深さを痛感いたしました。
ヒミズ1

はたして、少年が最後に選ぶのは、自殺なのか自白なのか・・・。

映画で用意されたラストは、自白。そして、未来への希望でした。
これは、漫画と異なる結末です。おそらく今までの、園子温監督の映画の傾向を観ると、確実に自殺になるでしょう。監督の、映画に関してのインタビューで映画の結末の理由が伝えられる。東日本大震災から立ち直る「希望に負けた」と。

賛否両論の東日本大震災を題材に入れ込んだ映画ですが、それゆえに結末もおのずと希望へとすりかえられたのでした。あの園子温ですら伝えたかった、震災から復興する未来への希望のメッセージなのでした。非常に感動する結末、監督らしくないですが、ありだったんじゃないでしょうか。

住田祐一を演じた染谷将太、茶沢景子を演じた二階堂ふみ。第68回ヴェネチア国際映画祭にて、日本人初の快挙となる最優秀新人俳優賞(マルチェロ・マストロヤンニ賞)をW受賞、見事な演技でした。二人の今後の活躍を期待しております。そして、園子温ファミリーの名優たちの演技力。脱帽です!
ヒミズ2

冒頭で何も分かっていない先生の無意味な言葉が、ラストで意味を持つことになろうとは・・・。

【満足度】


※応援クリックよろしくお願いします~。
にほんブログ村 映画ブログ ホラー・サスペンス映画へ ブログランキング 人気ブログランキングへ
関連記事

| ヒューマンドラマ | 00:20 | comments:2 | trackbacks:4 | TOP↑

COMMENT

こんばんは^^

絶望的な漫画を、ちょちょっとラストを変えるだけで、こうも感動的な映画になっちゃうものなんですね。
ラストシーンが素晴らし過ぎます。
また凄い映画撮ったなぁと思いながら観てましたが、それ以上に惹きつけられたのが主役の2人でしょうね。
特に異性である二階堂ふみさんの迫真の演技には目を奪われ続けられちゃいました。
園監督作の中では『愛のむきだし』の次に好きな作品になりました。

| ヒロ之 | 2012/07/16 02:25 | URL |

ヒロ之さん

そうなんですよねー、漫画と違うこのラストは、観るものに勇気を与えてくれますね。
園監督も、こんな終わらせ方ができるんだと。
いい映画ですね~。BD買っちゃおっかと考え中。

2人の若い俳優はすばらしかった。
2人の演技なくして、この感動もありませんでした。

| とら | 2012/07/17 00:18 | URL | ≫ EDIT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://kowaimovie.blog116.fc2.com/tb.php/360-d756027e

TRACKBACK

ヒミズ

古谷実さんの同名コミックを実写映画化。原作は未読ですがかなり暗い内容らしい。当然かなり暗い映画だとは知っていましたが、評判良さそうなので借りてみました、園子温監督ですし...

| いやいやえん | 2012/07/20 09:54 |

ヒミズ

『愛のむきだし』、『冷たい熱帯魚』、『恋の罪』と問題作を世に送り出している鬼才・園子温監督が古谷実原作の人気漫画を映画化。初の原作ものを送り出してきた。主演は『嘘つきみ...

| LOVE Cinemas 調布 | 2012/07/17 16:39 |

ヒミズ

試写会で見ました。【予告orパンフの印象】暗い感じ。中学生の思春期で思うようにな

| うろうろ日記 | 2012/07/17 01:21 |

ヒミズ

11年/日本/129分/青春ドラマ/PG12/劇場公開(2012/01/14) −監督− 園子温 過去監督作:『恋の罪』 −アクション監督− 坂口拓 −原作− 古谷実 −脚本− 園子温 −出演− *染

| 銀幕大帝α | 2012/07/16 02:18 |

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。