『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド 死霊創世記』 NIGHT OF THE LIVING DEAD
【製作年度】1990年
【製作国】アメリカ
【監督】トム・サビーニ
【出演】パトリシア・トールマン/トニー・トッド/トム・トールズ/ビル・モーズリイ/ウィリアム・バトラー/トム・トウルズ
【イントロダクション】 by
Amazon.co.jp兄と共に母親の墓参りに来たバーバラは、突如現れたゾンビに襲われそうになり、助けようとした兄が無残にも殺されてしまう。危険を感じたバーバラは逃げ込んだ一軒家で、同じく逃げてきたベンや家族らと出会う。その外では、増殖するゾンビたちが家へと近づいてきていた。
【感想】

1968年、伝説のゾンビ映画、ジョージ・A・ロメロ監督の
『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』のカラーリメイク。ロメロ自身が脚本しオリジナルのストーリーを生かしつつ、脚色した作品。
醜いのは、人間・・・。
これぞ、ロメロのゾンビ映画でしょう。
オリジナル同様、ゾンビという敵に直面しようが、協力しあわない人間たち。自分勝手に行動し、挙げ句の果てはいがみ合い、人間同士殺し合おうとする。ゾンビをゲームのごとく、おもちゃにし射撃の的にし遊ぶ人間達。まるでゾンビ狩りを楽しむかの如く。
ゾンビの怖さより、人間の怖さを引き出した見事な展開です。オリジナルに忠実かつ、新しい展開をいれた、優良なリメイクでございました。オリジナルを知っていても、まったくもって飽きることなく、楽しめます。一軒家という狭い中での、ゾンビとの格闘の緊張感の出し方も良い。

さて、オリジナルと異なる点といえば、バーバラの性格でしょう。本作は、最初こそ怖がりおののく姿をみせましたが、ゾンビを1人退治したあとからは見違えるように強い女になりました。ガンガンに銃を撃ち、ゾンビと渡り合います。原作の、弱々しい女性とは180度の変化でした。

ラストもオリジナルと変えてきており、原作の絶望的なエンディングに比べ、人間はやはり強いといったようなエンディング。山のようなゾンビの死体を燃やして終わりです。でも、1人だけ人間の死体もいますがね~(笑)
やっぱり、ゾンビはノロマで大群ってのが一番怖いやな~。
【満足度】

【関連記事】
・
ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド※応援クリックよろしくお願いします~。
- 関連記事
-
これは本当に
ゾンビ映画!って感じがしますね。
走ったり頭使ったりしない、ノロノロの抜け殻ゾンビ。
最近は全力疾走とかしますからね(笑)
確かにリメイク版は女性が強くなったのが一番印象的でした。
68年のはキャーキャー煩かった気がします。
どっちにしてもゾンビ好きの私には好きな作品の一つです。
| ダークアレッサ | 2012/10/13 03:42 | URL | ≫ EDIT