『ディスコード』 THE PACT
【製作年度】2012年
【製作国】アメリカ
【監督】ニコラス・マッカーシー
【出演】ケイティ・ロッツ/キャスリーン・ローズ・パーキンス/サム・ボール
【イントロダクション】 by
Amazon.co.jp異常なまでに神経質な母の下で育ったアニーは、ひとり立ちできる年齢になると静かに家を飛び出した。数年後、アニーは突然の母の死を機に再び故郷の土を踏むことに…。
【感想】

あまり評判は良くない作品ですが、思ったよりは楽しめた。監督の長編デビュー作ということを、見事にひねりでカバーしていたかと。おそらく、評判悪い意見は誇大広告が原因でしょう。新感覚ホーンテッドハウスホラーなんて期待させておきながらの、オチがそこまで言うほどか?とい感じなので、悪い要因になってしまい、逆効果であっただろうと考えられますね。
前半は完全に幽霊屋敷ホラーです。後から分かるのですが、この前半には後半につながるヒントも要所要所に散りばめられているんですね。低予算ということで、豪華な屋敷ではなく、一般民家ということで、身近な感覚に覚え、それがまた怖さの雰囲気を出している。
幽霊の悪さは、出し惜しみ無くどんどん繰り広げられるのですが、やはり霊というだけの違和感がここで覚えます。しかし、その正体は前半部分では全く気づくことができないため、得体の知れない恐怖を感じさせられます。

中盤からは、霊の正体や謎を解くためのミステリー映画に変わっていきます。刑事と謎を追いかけますが、最終的には霊感の強い少女を家に連れてきて一気に話が進みましたね。この霊感少女は、作品の中ではちょっと唐突気味でしたが、なかなかキャラ的には、いい味出してましたね。

そして、後半からはサスペンス要素へ変わっていきます。霊がしきりに主人公に訴えたかった事実は?そして、前半の謎の多い出来事は、ここでつながっていくのです。といっても、どひゃ~~~~って驚くほどのものではないんですな・・・。確かにびっくりはしますが、中盤くらいから多少想像もつけることもできるので。
時間も90分弱とサクッと観れるのも手伝ってか、荒削りな部分も有りましたが、個人的には評判ほど悪くはなかったかなと。古き良きホラー映画を意識しつつ、現代版で作った映画という感じでした。
【満足度】

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