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パージ:アナーキー

 『パージ:アナーキー』
  THE PURGE: ANARCHY

 【製作年度】
  2014年
 【製作国】
  アメリカ
 【監督】
  ジェームズ・デモナコ
 【出演】
  フランク・グリロ
  カルメン・イジョゴ
  ゾーイ・ソウル
  ザック・ギルフォード
  キエレ・サンチェス
  マイケル・K・ウィリアムズ

【イントロダクション】 
年に一度の“パージ"の日。とある夫婦は帰宅途中、車のタイヤがパンクし、逃げ遅れてしまう。そして、貧しい母娘は何者かに拉致されそうになったところ、武装した一人の男に助けられる。この夜、男は息子を事故死させた犯人に復讐を誓っていた。それぞれの思惑が交錯する中、5人は無法地帯となった街で協力し、生き残りをかけて脱出を試みるのだが…。

【感想】 ネタバレ
「1年に一晩だけ殺人を含む全ての犯罪が合法になる」という一夜の恐怖を描いた全米ヒット作『パージ』の続編。製作は引き続き、製作はマイケル・ベイ&ジェイソン・ブラムのコンビ。殺戮を楽しむ若者が前回の仮面から顔白塗りになったが相変わらずの不気味さ。
パージ:アナーキー1

1作目は、知らぬ存ぜぬでを決め込み守りの一家をテーマに家の中だけで描いた作品でしたが、今作は街での出来事。息子の復讐のためパージの日を待っていた警察官レオ、なぜか拉致されようとされる親子のエヴァとカリ、パージ間際に車がパンクし帰れなくなってしまった夫婦のシェーンとリズ。と、この3組がひょんなことから一緒に街で行動することになる。
パージ:アナーキー3

ステージが広くなった分、ホラーというよりこの3組によるアクションサバイバルとしての要素が高く、逃げるため守るため復讐するためとそれぞれの思いが交錯しつつも、最終的には仲間として戦い協力していく姿を描いたなんだか少し心温まるような内容もあるのだ。といっても、助けてもらえると思ったお友達一家が殺戮の泥沼化したりと、パージの日だけできる殺戮、いやむしろパージ以外の日は我慢していた分の爆発的な殺戮が恐ろしくも描かれている。

息子の復讐を達成するべくパージの日を待ちに待った警察官レオ。巻き込まれてしまって時間だけがたってしまうが、パージ終了直前にようやく息子を殺した本人の家にたどり着く。が・・・レオは、親子のエヴァとカリと同行しているなかで、彼女達に説得され復讐はしなかった。っと、ここまでで終わってもいいのだが、最後はレオが自分の敵である息子を殺したウォーレン・グラスに助けられるという、超ハッピーエンド。うーん、こういう映画らしからない幸せな終わり方をするという珍しいエンド。

そして、前作と同様富裕層が楽しむこの日だけの殺戮ショーが貧富の差を象徴させた、皮肉っぷりは健在。お金を払って殺戮に参加するお金持ち。でも、なぜか直接お金持ちが逆襲も十分にあり得るシステムなので、簡単に逆襲にあっちゃって、いとも簡単に金持ち側が殺されるという始末。ちょっと、この辺はちょっと陳腐な設定だなー・・・

というように、ちょっともったいない設定が多かったのが残念ではありましたが、全体としては前作に見劣らず(前作以上かも)、面白い脚本でありました。

そして今作は、パージに反対する組織がついに登場します。さらには政府は下層階級の削減が十分ではないと判断し、秘密裏に暗殺部隊を送り出したという。結局のところ、このパージは下層階級の殺戮が目的であったという事実も浮き彫りになり、前作以上に現代のアメリカ社会を皮肉りまくった内容でした。

【満足度】


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【予告】


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高慢と偏見とゾンビ

 『高慢と偏見とゾンビ』
  Pride and Prejudice and Zombies

 【製作年度】
  2016年
 【製作国】
  アメリカ
 【監督】
  バー・スティアーズ
 【出演】
  リリー・ジェームズ
  サム・ライリー
  ジャック・ヒューストン
  ベラ・ヒースコート
  ダグラス・ブース
  マット・スミス

【イントロダクション】 
ゾンビウイルスが蔓延する18世紀のイギリス。片田舎で暮らすベネット家の5人姉妹は、裕福な人との結婚を夢見ながら、得意のカンフーでゾンビと戦う日々を送っていたが…。

【感想】
ジェーン・オースティンによる恋愛小説の名著「高慢と偏見」にゾンビの要素を加え、ゾンビアクションに改編したベストセラー小説の映画化。絶対にありえないと思える組み合わせが話題となった。

世間的には高評価のこの作品。が、私はダメだった。「高慢と偏見」部分も手抜きなくしっかり描かれ、「ゾンビ」部分も手抜きなくしっかり描かれていると来たのだが、なぜか退屈なのである。文学的なのにゾンビが居る(邪魔だ)、ゾンビが居るのに中世の名作恋愛映画である(邪魔だ)、とありえない組み合わせは結局ありえないままなのである。そして、ゾンビと就いたからにはこの文学的な恋愛を見せられるのがつまらなく感じるのである。

でも、ゾンビしっかり描いているなら退屈しないのでは?と言いたい。が、この作品のゾンビは、ゾンビではないのである。ゾンビがしゃべるし普通に人間に紛れて生活している。さらには豚の脳を与えることにより、共存ができるときた・・・。じゃぁゾンビ達に意味を持たせてあげてと思うのだが、意味ありげなゾンビ(話しかけてくるゾンビや赤ん坊を抱えたゾンビなど)も要所要所に出てくるのだが、結局意味をなしで終わっていくのだ。
高慢と偏見とゾンビ2
高慢と偏見とゾンビ3

じゃぁ、「高慢と偏見」部分も手抜きしていないならそちらを評価できるのでは?と言いたいのだが、これまた『プライドと偏見』という素晴らしい作品が存在しているので、見劣りしてしまうし、わざわざゾンビを観るような人が楽しめるのかという疑問も感じる。

ありえない組み合わせに、期待ばかり高まった。そして思ったよりしっかりと作られていた。
が、、、故に退屈に感じてしまったという結論に達した。これが、B級チックに案外適当にグダグダに作られ思いっきりパロディとしてくれた方が、面白かったのではと思ってしまう、心がゆがんでいる管理人の性格である。

また、少し白けさせたのが、姉妹がめちゃくちゃ強い。
ゾンビキラーなのであるが、中国で武術をならったが故とのこと。お金持ちは日本で習うそうなのだが、日本だと中国に比べ強くなれないらしい。日本はお金持ち専用なのである。なぜ姉妹がこんなに強くなければいけないのか、その割にはアクションシーンは物足りない。なぜ中国武術なのか。。。この辺がちょっと納得いかずじまいで最後まで鑑賞したのである。
高慢と偏見とゾンビ1

どの評価サイトを見ても高得点な映画である。見る人によっては面白いのであろうか?
ただ、やっぱり別々で見た方が良かった(組み合わせとしては失敗)と思うのは、私だけだろうか・・・。
恐らく小説で読むとまた違った面白さがあるのであろう。読む気にはならないが。

【満足度】


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【予告】

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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。

 『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』
  IT

 【製作年度】
  2017年
 【製作国】
  アメリカ
 【監督】
  アンドレス・ムシェッティ
 【出演】
  ジェイデン・リーベラー
  ビル・スカルスガルド
  フィン・ウルフハード
  ソフィア・リリス
  ニコラス・ハミルトン

【イントロダクション】 
とある田舎町で児童が行方不明になる事件が相次ぐ中、おとなしい少年ビルの弟が大雨の日に出掛け、大量の血痕を残して姿をくらます。自分を責めるビルの前に突如現れた“それ”を目撃して以来、彼は神出鬼没、変幻自在の“それ”の恐怖に襲われる。彼と同じく“それ”に遭遇した人々とビルは手を組み、“それ”に立ち向かうが……。

【感想】
スティーブン・キングの代表作で、1990年にテレビドラマ化された『IT』を、新鋭アンドレス・ムシェッティにより映画化リメイク。個人的には、子供のころ見てピエロトラウマになった作品で、非常に懐かしい思い。が、なぜか映画館は学生らしき若い人がめちゃくちゃ多い?それも満員御礼。なぜだ、なぜ学生に注目されているんだ???不思議でたまらない。そして、全米ではホラー映画の金字塔『エクソシスト』を超え、史上No.1に。R指定ホラー映画史上最高の記録をたたき出しているときた。

まずは、1章子供時代。オープニングから、予告でもおなじみの排水溝からピエロのペニーワイズ登場からの、がぶりシーンで盛り上げます。といいますか、このシーンが一番衝撃だったのかもしれない。一気に手を食いちぎってしまう衝撃度です。
IT/イット “それ”が見えたら、終わり。1

それを皮切りに、子供たちに襲い掛かる恐怖の出来事。1人1人に自分のトラウマを見せられるがごとく、襲い掛かってくるペニーワイズ。大人は見えず子供だけしか見えないという恐ろしさが、この作品を子供心に見た時のトラウマになり、ずーっと印象に残っているんですよ。。。

そして語らずにいられないこの作品が単なるホラーではないところは、ホラーなのに『スタンドバイミー』ばりの子供達の友情といじめっ子に対抗していく強さを見れる映画。そういった意味で、学生が興味を持ち映画館に足を運ばせているのかもしれない。女の子1人と黒人1人ってところもにくい演出である。
IT/イット “それ”が見えたら、終わり。3
ただし、私個人的には、1990年のTV版の方が仲間感も強く好きだったなと思う次第。(でもうる覚え・・・)

恐怖度もTV版の方が上か。本作はちょっと音とか突然感でビックリさせる驚かし方に徹している。この作品は、もっとジワジワ精神的に来る恐怖というものが出てほしいのでそこは少し残念ではある。

この作品で一番注目しないといけないのは、もちろんピエロのペニーワイズ。子どもの恐怖を熟知し、子どもたちをむさぼる悪役。本作はTV版に劣らずの怖さありで良かった。顔の表情が何とも怖い。演ずるは、ビル・スカルスガルドで、父親、兄2人も映画俳優で妹はモデルという芸能一家。ビル自身も『シンプル・シモン』でスウェーデンの映画賞ゴールデン・ビートルにて主演男優賞にノミネートされ、今注目の191cmと長身な俳優である。さすがに長身なペニーワイズは怖いよね。
IT/イット “それ”が見えたら、終わり。2

個人的総評としては、CGなんかも多彩に使ったりと現代感あふれるリメイクであったが、がっかりするほどでもなく、普通に楽しめたので、可もなく不可もなくではありつつ合格点な出来栄えではないかと。ただし、述べたように恐怖度が物足りないため、そこは第2章に期待したいところ。

【満足度】


【予告】


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